ヨニ・ムドラ実践手順
それは手順を説明していきましょう。
1. ケチャリムドラを行います。
もしできなければ舌はリラックスしたままでも構いません。
2. クリヤプラナヤマの時と同じように
息を吸いながらプラーナをムラダラから上昇させて
アジュナ チャクラへ送ります。
(メドゥーラへ送る方法もあります)
3. 息を吸い終わる頃に
両手の肘を横に張り出すようにしながら
顔の横まで持ち上げて親指で耳の穴を閉じます。
耳珠と呼ばれる軟骨で塞ぐようにして押さえましょう。
人差し指でまぶたの上を抑え
中指で鼻翼の上から鼻の穴を塞ぎ
薬指と小指で口の上唇と下唇を挟むようにして
口を閉じます。
これを素早くいっぺんにおこないます。
練習を繰り返せばできるようになります。
そのまま息を止めます。
注意
呼吸を止めている間は喉を締め付けたりしません。
お腹はリラックスさせて保息します。
鼻や口に吐く息で圧を加えたりもしません。
4. 息が吸い足りない時は
中指を緩めてさらに息を吸います。
5. 意識をアジュナ 、もしくはメドゥーラに置き
そこからブルマディヤ(眉間)を見るようにします。
アジュナ もしくはメドゥーラからブルマディヤに
エネルギーを送り、ライトアップ(点灯)させるイメージです。
心地よく息を止めている間
クタスタ(星)が出現するのを待ちます。
6. 集中している間OMを繰り返し唱えます。
7. 苦しくなってきたら、無理をせず顔から指と手を外し
鼻から息を吐きます。
同時にアジュナ (もしくはメドゥーラ)からムラダラチャクラへ
暖かいプラーナが流れ下るのを感じます。
以上を心地よく感じる回数行いましょう。
留意点
*クリヤヨガ で多く見受ける間違いは
保息(息を止める クンバカ)を自らに強いることです。
心地よく感じる程度にとどめてください。
ホーンソーなどのクリヤの技法も同じですが
ヨーガは心の寂滅のために呼吸停止を利用します。
しかしそれは強制したものではなく
心のブリッティ(波 雑念)が静まった結果
自然に起こる現象です。
中には失神するまでする人がいますが危険です。
指導者がいない場合は経験と知識のある方を探してください。
*就寝前に行うことができます。
深い眠りに導いてくれるでしょう。
潜在意識との繋がりが生まれ超意識へとつながっていきます。
マリア・ステファノ