明らかにされたクリヤヨガ

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レッスン4 ヨニ・ムドラ その1


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ヨニ・ムドラとは

深い内奥にある光は、偉大なチャリオット(二輪戦車)のような、

光の力の源である知識である

クタスタのうちに驚くべき事柄を見るだろう、

それは、あらゆるものをトータルに見て、

まことの理解をもたらすものだ。

 

シャーマ・チャラン・ラヒリ

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ヨニ・ムドラは別名をジョーティームドラと言います。

ジョーティーはサンスクリット語を意味します。

ヨニとは住まいを意味します。

意識を見つめ、ブラフマンの住処までのぼり

アジュナ のうちにクタスタ(キリスト意識)を知覚するため

ヨギが座り、とどまる所を意味しています。

またヨニには女性器の意味もあります。

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アジュナ チャクラの逆向きの三角形を

ヨギラジはヨニと呼んでいました。

上向きの三角形との組み合わせのヘキサグラムは

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タントラの象徴です。

火である男性的力と

水である女性的力が結ばれていることを表しているからです。

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これがリンガヨニ の意味です。

性的な力、性エネルギーが頭部にまで昇華された時に

オージャス(精液)はテージャス(光)に変わります。

ヨギラジは夜に行うことを勧めていたようですが

私はいつ行っても良いと思います。

100年前のインドと現代の日本では

生活様式があまりにも違うので

時間がある時に行うと良いのではないでしょうか。

 

ヨニ・ムドラを実習して

すぐにクタスタを見ることができなくても焦らないでください。

クタスタが見えるようになるには

心が沈静化されなければなりません。

またアジュナ チャクラにプラーナが注がれることによって

チャクラの成長を待つ必要があります。

 

すぐに見える人もいますし

何年もかかる人もいます。

だからといって

プラクティスを長時間して

すぐに効果が出るものでもありません。

瞑想の質の向上は

どのような日常を送っているか

人間関係が良好かどうかなどに左右されるのです。

ですから、ヤマ・ニヤマ、道徳の向上なしには

進歩はあり得ないのです。

クタスタのイメージの変遷

アジュナ チャクラの意識の光の中に

クタスタは徐々に姿を見せはじめます。

まずぼんやりと光を見はじめるでしょう。

最初は二つの月が向かい合っているように

見えはじめます。

これは花弁や翼のように感じるかもしれません。

そしてやがて黄金色の光に変わっていきます。

(図を参照してください)

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黄金色の円盤に輝きはじめます。

さらに集中を続けると

黄金色の円盤の中央に黒い空間が出現します。

やがて、小さな星が出現するでしょう。

白く輝く五芒星です。

 

この白い星はSAT

宇宙意識、ブラフマンの現れです。

パラマハンサ・ヨガナンダジが語るキリスト意識です。

 

星を取り囲む青い空間は永遠を顕しています。

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TATであり

父の子であるキリストです。

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黄金色の光は

創造の光、聖なる音、プラナヴァであるOM

を顕しています。

 

世界を創造した音と光は

このように私たちの内部で響き輝いています。

なぜならば

ヴェーダで宣言されているように

またキリストが語ったように

私たちは神の子であり

神そのものだからです。

マーヤ(幻惑の力)に騙されて

「自分が何某でしかない」と思い込んでいるだけなのです。

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この星、クタスタを見続けることで

意識を目覚めさせて、真の自己を発見するでしょう。

 

ラヒリマハサヤ大師はヨニ・ムドラによって

魂の解放が行われると語っていました。

 

次回は実習の方法を解説します。

 

マリア・ステファノ

楽しいヨーガライフの提案をしていきます