ケチャリムドラの実習
ケチャリムドラの実習は、感覚に対する勝利をもたらします。
シャーマ・チャラン・ラヒリ(ラヒリマハサヤ大師)
タラビヤクリヤの実践
ケチャリムドラはヨギにとって大変重要であり、
ヨーガ的生活には欠かせないものです。
そのため、タラビヤクリヤの実習を通して、
ケチャリムドラの習得を続けてください。
時間が掛かっても、下を鼻腔の奥まで達するように、
長く内側に伸ばすのです。
最初の頃は、指で押し込んだりと、補助が必要ですが、
慣れてくると舌を内側に伸ばすと自然と出来ます。
ナイフやカミソリで舌の腱を切ることを、
勧めるヨギがいますが、決して行わないでください。
それは間違った慣習です。
ケチャリムドラを“舌を引き上げること”と
説明するクリヤバンもいます。
その理由は舌の先端が、
アジュナ・チャクラに向くからなのです。
そして、外側に向かうエネルギーの流れを分断します。
これは、タラビヤクリヤでは十分に出来ないのです。
ケチャリムドラのステージ
ステージ1初心者
瞑想の姿勢で座ります。目は瞑ります。
ブルマディヤ(眉間)に意識を向けます。
口蓋の上に舌の先端をつけましょう。
タラビヤクリヤを毎日行うことで、
舌の柔軟性が増していきます。
この段階は制限されたケチャリムドラと言われます。
ステージ2中級者
瞑想の状態で座りましょう。
目を瞑り、さらに奥に舌を入れて行きます。
必要であれば、利き手の人差し指と中指を用いて、
さらに奥へ舌を誘導します。
(必ず実習の前後に手指を洗っておきましょう)
ステージ3上級者
指を用いずに、
舌を郊外の後ろに挿入できるようになります。
しかし、舌はまだ十分に安定して固定できません。
ステージ4 最後の段階
ステージ3を達成された方は、
ケチャリムドラの完成にたどり着きます。
舌の先端を鼻腔の奥に差し込み塞ぎます。
日々のプラクティスのまとめ
ここまでのプラクティスをまとめておきます。
OM