明らかにされたクリヤヨガ

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オームジャパ(復習)


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オームジャパ

f:id:erohimaya:20180706232836j:plain図26

オームジャパを復習しておきましょう。

オームジャパもクリヤプラナヤマも、

大事なポイントは、

プラーナをスシュムナの中を上下に移動して、

チャクラを活性化することです。

 

 

目標は、クンダリニーが覚醒し、

スシュムナを上昇することですが、

スシュムナ、イダー、ピンガラの主要なナディが、

貪瞋痴、と言われるアハムカーラによって汚れているために、

正しい行動(ヤマ・ニヤマ)、アーサナ、プラナヤマによって、

浄化することが求められるのです。

そして、オームジャパはクリヤプラナヤマの基礎であり、

この技法を理解し、実践することは大変重要です。

最初のオームジャパの説明では、

脊髄の前後にプラーナを流す方法を説明しました。

他に多くのクリヤのスクールで行われているのは、

チャクラのクセトラム(クシェトラム)の前と後ろ、

に循環させる方法です。(図26を参照してください)

 

 

オームジャパのバリエーション手順

バリエーション1

1.先立ってナディソダナかウッジャイプラナヤマなど

プラナヤマをおこないましょう。

2.目を閉じてブルマディヤ(眉間)に集中します。

手はラヒリマハサヤ大師の肖像画のように組むか、

チンムドラ(瞑想のムドラ 人差し指と親指で輪を作る)にして

膝の上に置きます。

呼吸は自然呼吸にして忘れましょう。

3.1番目のムラダラに集中して、メンタリーor声に出して、

マントラOMを短くオンと唱えます。

直感を用いてチャクラを感じます。

4.同じように2番目、3番目、4番目、5番目と意識を上昇させます。

順番にOMをメンタリーor声に出して唱えます。

 経路は、尾骨から生殖器、臍、胸骨(胸の真ん中)、

喉と上昇して行きます。

喉まできたら、後ろ斜めにビンドゥーヴィサルガへ導きます。

そしてアジュナを通りメドゥーラへ下り、図のように、

8番目(ヴィシュッディのクセトラム)、9番目、10番目、11番目、

12番目のムラダラへ戻ります。

各クセトラムでOMを唱えましょう。

 

 

「明かされたクリヤヨガの技法VOL.2 上巻」のクセトラムの図を、

よく見てください。

図26の灰色の線がスシュムナを表しています。

本来はチャクラを貫くスシュムナの中の、

プラーナを制御したいのですが、

クリヤヨガ の基礎では、まずクセトラムを通じで、

プラーナを体の前後(最初にお伝えしたのは脊髄の前後)に

流して行きます。これは道教の経絡図に出てくる、

小周天の図によく似ています。

おそらく、同じことを教えているものと思われます。

(慧明経を参照 黄金の華の秘密 人文書院

5.同じように3.4.を繰り返しおこないましょう。

1回転に30秒以上かけます。

3ラウンドは声に出してOMを唱え、

後半3ラウンドはメンタリーにOMを唱えます。

 

 

バリエーション2

1.オームジャパの準備などは同じです。

2.So-Hamを唱えます。

 息をゆっくりと吸いながら、

So(ソー)とメンタリーに唱えます。

同時にムラダラから、体の前面を通って、

5番目の喉からビンドゥーヴィサルガまで上昇します。

3.息を吐きながらHam(ハム)とメンタリーに唱えます。

ゆっくり息を吐きながら、

アジュナ(ブルマディヤとメドゥーラの間、下垂体の位置)

を通りメドゥーラへ下り、

ヴィシュッディの後クセトラムから順にムラダラチャクラまで

降って行きます。

4.同じように、

ゆっくりとした呼吸で、このソーハム呼吸を繰り返します。

心地よく感じるならば、時間を長くしても構いません。

これは、シヴァーナンダヨガのクリヤの一つです。

他にも数多くのバリエーションがあります。

 

 

OM

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