ヨニムドラとバンダのコンビネーション
ヨニムドラを行うときに、
ムーラ、ジャランダーラ、ウディヤナの、
3種類のバンダを組み合わせて実践できます。
ヨニムドラとバンダの実修
1.瞑想の姿勢で座り、両手はリラックスして膝の上に置きます。
ケチャリムドラを行いましょう。
まだできない人は上口蓋に舌をつけます。
2.目を閉じて、
眼球は上転させてブルマディヤ(眉間)へ向けます。
しかし意識は頭頂部のブレグマに向けましょう。
3.ムラダラチャクラに、泉が湧いてるかのように、
清浄なプラーナが豊かに蓄えられているのを感じます。
息を吸い始めます。そして心の中で、
マントラ ラーウーム(Lawm)を唱えます。
ムーラバンダも行いましょう。
同時に想像力を働かせて、
ムラダラからプラーナがスシュムナに流れていき、
スワディスタナからマニプラチャクラへと、
上昇する様を思い浮かべます。
4.心の中でラーウーム
(Rawm 舌を巻いたラの発音)を唱えます。
この時点で息は肺容量の3割から4割ほどに調整します。
ムラダラからマニプラチャクラに、
プラーナが上昇しているのを想像します。
ムラダラバンダを緩めてジャランダーラ・バンダを行います。
5.今度は意識をビンドゥーヴィサルガへと向けます。
つむじの辺りです。心の中でOMを唱えます。
息はゆっくり吸い続けています。
マニプラからアジュナチャクラまで、
プラーナが上昇して頭の中心で光り輝くのを感じます。
息はほとんど吸いきりました。肺はほぼ一杯です。
ジャランダーラ・バンダを緩めます。
6.以前紹介したように、ここでヨニムドラを行います。
7.保息をします。
心地よく感じられる間、アジュナチャクラに集中します。
30秒くらいから、少しずつ長くしていきましょう。
8.息を鼻から吐きます。
そして、ジャランダーラ・バンダを行います。
この時、両手は顔の上にあります。
人差し指で目蓋を抑え、
親指は耳孔を軟骨の上から塞いだままです。
小指と薬指は口を左右上下から押さえています。
中指だけが鼻翼から離れ、顔から浮いています。
9.息を吐きながら、
ムーラバンダ、ウディヤナバンダも行い、
3種類のバンダを同時に行います。
そして頭部の中心、
アジュナ、ブルマディヤが光り輝くのを見ます。
10.息を吐き切ったら、
中指で再び鼻翼の上から鼻孔を閉じます。
これで全ての指が、目、鼻、口、耳を閉じて、
プラーナの流れを遮断しています。
こことよく感じる間、ブルマディヤに集中して、
OMのマントラを繰り返し唱えましょう。
アジュナチャクラを思い浮かべて集中します。
もし、輝く五芒星、クタスタが見えてきたら、
クタスタにプラーナを注ぎます。
この星はブラフマンの座であり、キリスト意識です。
心地よく感じる間、呼吸を止めます。
決して無理のないようにしましょう。
11.息を吸います。
意識はブルマディヤに固定したままです。
息を吸うと同時に、全てのバンダを緩めます。
12.呼吸は自然呼吸にします。
息を吐くときに、
ブルマディヤやクタスタから、
暖かいプラーナが下位のチャクラの後ろ側(背中側)を降り
ムラダラチャクラに流れて下るのを感じます。
13.呼吸が落ち着いたら、
もう一度この技法を行ってみましょう。
OM