明らかにされたクリヤヨガ

伝統的なヨーガの情報とクリヤヨガの技法をお伝えします

伝統的なヨーガの教えとクリヤヨガ の技法をお伝えします

月の天使たちとレムリア

地球時間にして150万年に存在したのがレムリアと言われていた文明だ。

これはいわば土星期といわれる周期にあり、

人類は火の霧の中に存在していた。

つまり、私たちの文明は大きな周期の流れの途中で、

今の文明は物質的、唯物主義の頂点、いや底辺にあるといえる。

西暦1900年頃よりカリ期は終わり始め、人類は意識の輝きを取り戻し始めている。

その前に人類は3度の世界大戦を体験することになっていて、

それはもう直ぐ始まるだろう。

1962年の2月に西洋占星学では水瓶座の到来を告げた。

このとき主星である天王星は地球に大きな影響をもたらし、

その影響は22世紀まで続くだろう。

天王星は地球に対してほぼ90度で自転しており、

約84年で極が入れ替わる。

そのため、性的なエネルギーは地球に男性的、女性的と影響を与える。

これが社会の男女の優越、封建主義、母性社会、父性社会の変遷をもたらす。

 

いま起きている社会的混乱は、レムリア文明の終焉、アトランティス文明の終焉と、

同じような現象である。

残念ながら今回の文明では人類の知性は未発達で、

科学者が誇る成果も過去の文明の足元にも及ばない。

アトランティス文明では惑星間を航行する宇宙船を持ち、

彼らは脳移植やアンドロイドの生成を行い臓器移植も行っていた。

今現在見られる有袋類もかの文明の作品である。

 

今起きていることは過去の記憶の再生のようなものだ。

人々は自身の欲に囚われ、一部のものが富を貪り、

そして社会が混乱して崩壊する。

アトランティスでは人類は水の中に住んでいたとも言える。

なぜならば大気のなかでは酸素と水素が多くを占めていたため、

人類だけではなく動物も巨大であったから。

朝焼けと夕焼けには虹が空を輝かせており、

それゆえ旧約聖書には巨人族と虹の話が記述されている。

当時ハリオス・エストロスと名乗っていた私は、

アカルダンと呼ばれる科学協会の一員であり、

エネルギー開発のエンジニアであった。

7つあった島々の、今の西海岸にそれはあったが、

7人の統治王の総称がトートとよばれ、

ラムーと呼ばれていた王が実質文明の頂点にいた。

妹の延命のために多くの罪のないあ人々が実験台にされていて、

噂では彼女や王族は1000年以上生きているという。

 

いわば、社会の理性の終焉、マインドが地球の有機体、

惑星体に根付くために、アトランティスは終焉したと言える。

かの文明は知性を限りなく輝かせたが、

人間、そう呼ばれる今の人間の雛形を生み出すために、

脳を分化させ、その結果、

善と悪、光と影、白と黒、二極性、を、

対立を生み出した。

それ以前はこのような文化はなかった。

特にレムリアでは黄金とも言える時代と文明があった。

 

いま過去を見る機械があるとして、実際それはあるのだが、

レムリアの人類をみても、あなた方はそれを人間とは思わないだろう。

300年前に地球は今よりも流動的であり、

人類はいわば空間を漂うように存在していた。

海の生物が潮を意識しないように、

皆さんがその存在を知らない火の中の生物が火を意識しないように、

レムリアでは火の中に全てが存在していて、

そこには都会があり、海があり、

独特な社会があった。

 

 

レムリアは3期に分けることができる。

 

つまり男女の区別がない時期

分化が始まり女性と男性に別れ始めた時期

 

男女の区別がつき、尻尾が発達して出産という、

生殖の変化が生じた時期。

この時に、エデンの追放と言われる意識の芽生えが起きた。

この以前は彼らは純粋ではあったが、自分の体の上から

自分を見ていると言った状態にあった。

この時、月の文明が滅んだ後に、地球に移住していた天使たちが、

この人類の文化に関与したのである。

ルシフェルとよばれたこの存在は、

人類に新たな生殖方法を教え、

サカキと呼ばれた科学者がそれに協力した。

この人類に創造された尻尾のような器官を、

クンダルティアグダール器官という。

 

このクンダルティアグダール器官はレムリアの内的衝動を完全に目覚めさせ、

エネルギーを地上に流す役割を果たし、

その結果、地球は火、ガス上から、物質化へ変化を遂げたのである。

そして、この時、様々な地球外生命体が関与して、

人類は今の外観に近いものとなった。

 

多くの人類がこの時、獣以下に変わり、

一部の人類が精神を発達させた。

アトランティスの時も同じだった。

大多数は洪水と大気組成の変化で生じた大量の水のなかに溺れた。

その多くは地下の闇の世界に引き込まれた。

この世界は地獄と呼ばれているが、

正確には9つの段階に分かれた地球内部の世界である。

 

今世紀精神的発達をする人々は数少ないだろう。

多くは戦争と大変動のなかで消えるだろう。

自我を手放し、慈愛の高等意識、高等な感情を目覚めさせるのが望ましい。

かりに、命を落としてもその精神にふさわしい世界に行けるから。

 

 

次回は瞑想についてお話ししよう。

 

 

 

 

 

 

2025の始りと終わり

みなさま明けましておめでとうございます。

さて、今年は重要な年になるでしょう。

日本のみならず世界中が大きな変化に翻弄されることになるでしょう。

しかしながら、希望を失ってはいけません。

実はこれから始まることは大きな混乱と苦痛を伴いますが、

あたらしい世界への幕開けでもあります。

私自身は40年ほど前にこれから起きることを地球外生命体に教えられ

それ以来、近しくなった人には軽く話すことはありましたが、

誰も本気にしませんでした。

 

今動画サイトで2025年7月に大きな災が来ると噂され、

人々の不安を煽るような趣があります。

このことに関しては、沈黙を貫き話すつもりはありませんでしたが、

不安や混乱を煽るような内容に憤りに近い感情が湧きあがり

少しずつお話をしようと思います。

 

まずもって、大事なことは、

将来何があろうと、過去に何があっても、

今 しか現実はありません。

 

そして命に終わりはありません。

まだ起きてもいないことを想像して不安に囚われるのであれば

仮に寿命を全うしてこの世界をさった後も その不安な感情に

囚われたままとなります。

 

よくよく思い出してください。

2000年前にイエス・キリストは世の終わりに関して

近いうちに起きる と言われました

しかし 現実はどうですか?

神 神々の時間と私たちの時間には 差があるのかもしれません

神にとって明日も 2000年後なのかもしれません

 

そもそも時間と空間は4次元では私たちの考えを反映したものです。

そうでなければ 10光年離れている星々からやってくる地球外生命体が

地球に来ている現実は説明できないでしょう

 

彼らにとって時間と空間は自由にできるのです

地球人もやがてそうなるでしょう。

しかし 彼らと私たちには似たところがあるとはいえ

マインドに大きな違いがあります。

また地球外生命体にも数多くの種が存在し

全てのエイリアンが友好的とも言えません。

 

三次元では燃料を莫大に放出して高速で数万年かかる星から

でも彼らは数分で来ることができます。

 

それは彼らがディメンション(次元)の違う星に存在するからです

彼らにとって地球という粗雑なバイブレーションに降りることは

大変危険なことです

平和的な文明を築いている彼らは地球人の荒々しい感情

、剥き出しの欲望のエネルギーに満ちている地上に降りることは

不可能です。

それは真っ赤に燃えた鉄の炉の中に入るようなものです

ですから、彼らの中には有機体のアンドロイドを用いて

その中に自分のマインドを入れて地球人として生活している人もいます。

 

彼らに共通しているのは マインドを克服しているということです

感情に振り回されることもありません

もし これから起こる大災難に対応したいのであれば

マインド、感情を克服する必要があります

 

しかし誰が岩の上に座って その岩を持ち上げることができますか?

岩を持ち上げるなら まず岩から降りる必要があります。

これから 皆さんに その方法をお伝えしていきたいと思います。

 

そとに救いを求めるのはやめましょう

自分を救うのは 自分なのです

地球外生命体が救いにくる そう期待する人もいるでしょう

しかしながら 彼らの中には大変高度な文明を持ちながらも

地球人を実験対象として捉えている種があります。

 

また 地球人とエイリアンとの交合種を実験的に作り出しているエイリアンもいます

私が40年前に聞いた話では 地球が完全に火に包まれる時が来るということです

その時 異星人の種のいくつかは 地球人の種の保存のために

地上から連れ去るでしょう

またそれを望んでいる人々もいるでしょう

もし彼らの星に住むことになっても 星の化学組成も大気環境も違います

もしかしたら水生生物かもしれません

 

ですから 今を幸福に生きる 意識を持って ここを 生きることが最上なのです

最悪 彗星が地球に墜落し マグニチュード10を超える天変地異が飽きるとしたら

地下のマントルが地上に吹き出して 人類が絶滅したとしても

命は終わりません 違うディメンションに行くだけです

一部の人類は天王星近くにある衛星に移住するでしょう

そこには地球によく似た環境が異星人によって用意されています。

もし 私たちの意識が変われば もっと穏やかに変化が訪れるかもしれません

それは 私たち次第です

100年に一回の水害 地震 気象異変が毎年起きているのであれば

意識を変えるのは急務でしょう

 

最後にこの地球には別な人類が地下に住んでいます。

言い方を変えるなら 彼らエーテルという世界に住んでいます。

そこには海も山も川もあり 大きな太陽が輝いています。

中国の昔話に仙境として登場する世界でもあります

 

彼らの肌の色は青くブルーピープルと呼ぶ人もいます。

地球が危機的状況になるとき 彼らは姿を表すでしょう

すでに アメリカ政府や数少ない人々は これから起こること

異星人からのメッセージを受け取っています

それを公表しないのは 表向きはパニックを避けるためですが

実際は 自分達の利権 富を占有したいからなのです

 

ノアの大洪水の前に人々は ノアの話を信じず 嘲り罵り

海底に沈む直前まで 歌い踊り 結婚式などをしていました

ソドムとゴモラが火で滅びる前も同じでした

 

人々は眠りながら生きて 眠りながら殺し殺され

死んでも眠っています

ですから 多くの人は前世を思い出せません

それは 意識を持って生きてこなかったからです

 

今日 皆さんは 今を生きることを始めてください

今 何を思っているか 感じているか それを

 

そう 今私は考えている そうこのように感じている

と言葉にしてください

昨日でも明日でも 過去の悲しみ苦しみでもなく

初めて 体験するように 今を見てください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月からの漂流者たち 1

月からの漂流者たち

レムリア文明は大きく初期、中期、後期に分けられる。

レムリア初期の人類は現在の人類からはかけ離れた存在であり、

見た目は深海のクラゲに近い。

自らの意思で容姿を変えることができ、

男女の区別はなかった。

崇高な信仰のもと、二人の存在が愛し合い、

お互いの原形質を交合させて新しい生命を誕生させていた。

その時全身が神聖な音で共感し新しい音を産み出すのだ。

中期に入り、二人の存在は男性的要素と女性的要素に分化していった。

後期では完全に男性的容姿と女性的容姿に別れていった。

全てはメタトロンという物質であり、

地球はまだ暗く太陽もまだ近くに存在していた。

当時地球と交流があったのが現在金星と呼ばれる星である。

 レムリア文明

それは二つの文明をまたぐ遠い過去。

レムリアとも呼ばれる今とは全く異なった世界だった。

アシュモダイはマントを翻すと、

赤々と燃える暖炉に盃の残りのワインを注いだ。

「ハリオスよ、こんな形で再開するとは皮肉だな」

腕を組んで玉座というにふさわしい王座に踏ん反り座ると、

「俺は歴史を超えて世界を支配しているのに、

お前はまだ地上でミミズのように生きているとは」

わたしは盃ごと暖炉に投げ込むと、

「地獄の王でいるよりも地上で乞食の方が良いのだ」と返し、

向き合うようにソファーに浅く座った。

だが意外にも、アシュモダイは皮肉に笑った口元はそのままに

うつむくと目を閉じて、

「いかにも惨めなものだ。」

と一言呟くと、私の両手を握りしめたのだ。

「今宵、僕を呼んでくれてとても嬉しいのだ」

そう言うと彼は私を引き寄せ抱きしめた。

「時が迫っているのだ。僕にもそしてこの世界にもだ。」

 

 

 「あの時のことを覚えているか?

僕が黒ロッジの貢ぎに参入した日のことを?」

そう、あれは太古の昔、

人類がまだ全知全能のことだ。

私たち二人は静かに目を閉じ、エイドロンを脱ぎ、

さらにメタトロンの世界へと浸透していった。

そこはアカシックエネルギーに満ちた空間。

この世界には今も、過去も、未来も同時に存在する・・・・

 

 

 レムリア文明は現代とはかけ離れた世界である。

神智学も人智学のシュタイナーも明確にこの文明には触れなかった。

実施のところ全ての事象は音によって生み出され、

そして、全ては音によって記憶されている。

遠い過去ほどその音は微細であり、地上の人類には未知である。

しかしながら、メタトロン、コーザル世界では時間は存在しない。

そこでは明瞭に過去の出来事を体験できる。

 

実際のところ、レムリアは火に包まれていたと断言できる。

現在の地球が土の段階、

全てが物質化した世界と表現するならば、

私たちの前の世界、アトランティスは水の世界である。

つまり言い方を変えればエーテル界と言い表せよう。

水の中に魚や海洋生物が存在しているが、

彼らにとっては水や海洋は意識されない外的環境である。

 

 

彼らレムリア人は火の空気を吸い、不安定な地表を漂う人類だった。

とはいえ、現在の地球以上の絶景がそこにはあった。

オリンピアの山脈、広大な海、それは常に変化し、

地表には広大な草原があり、時には海に変わった。

現在のアフリカ大陸周辺には硬い、とはいっても

プログマティックな法則による地表があった。

これは非常に奇妙な表現だが、

当時の地球は絶えず物質化に向かって下降しており、

全ての原子、分子的マターはルーンと言われる知性によって、

構成され再構成を繰り返していた。

そのため人類は地下に都市を作り広大な世界が広がっていたのだ。

 

アシュモダイ、(当時はアシュタロウスと呼んでいた)

は素朴な農民の青年であった。

私はといえば、レムリア王国の王子であり、

ハリオス・エストロスと呼ばれていた。

神聖魔術講座 精霊と天使 1

プロローグ

 

 それはある平凡な夜だった。

いつものようにミルラ(乳香)を炊き、オイルキャンドルを灯し

そしてペンタグラムを剣で描いた。

炎で燃え盛るエクソシズムの壁を想像力で身の回りに創造し、

エクソシズムラテン語マントラを唱えた。

だがその夜は特別な意図があった。

暗黒の地下世界への扉を開くという目的が。

悪名高き、アポノのペテロスの呪文を唱えデーモンを召喚する。

Hemen-Etan!  Hemen-Etan!  Hemen-Etan! 

EL ATI TITEIP AOZIA HYN TEU MINOSEL ACHADON

vay vaa Eye Aaa Eie  Exe A  EL  EL  EL  A  HY

HAU! HAU! HAU! HAU! VA!  VA!  VA!  VA!  CHAYAJOTH.

Aie Saraye, aie Saraye, aie Saraye ! 

By Eloym, Archima, Rabur,

BATHAS over ABRAC, flowing down, 

coming from above ABEOR UPON ABERER

Chavajoth !  Chavajoth !  Chavajoth ! 

I command thee by the Key of SOLOMON 

and the great name SEMHAMPHORAS.

 

 

アポノのペテロスの呪文

ヘメンエタン! ヘメンエタン! ヘメンエタン!

エル アティ ティテイプ アオジア 

ヒン テウ ミノセル アカドン

ヴァイ ヴァー アイ アー エイエ エクセ 

アー エル エル エル アー ハイ!

ハウ! ハウ! ハウ! ハウ! 

ヴァー! ヴァー!ヴァー!ヴァー! チャヤホット。

アイエ サラエ アイエ サラエ アイエ サラエ!

エロヒム アーチマ ラブール、

そしてバサスとアブラクサスによって、

我に従いここに来たれ!

アベオールとアベレールによって、

チャバホット! チャバホット! チャバホット!

ソロモンの鍵によって、

そして偉大なるセムハムフォーラスの名によって、

我は汝に命令する。



 残念ながらこれらの儀式は初心者向きではない。

偉大な魔術師エリファス・レヴィは多くの教えを残したが、

大密議のイニシエーションを受けていなければ、

彼の著作の多くは意味をなさない。

 

まず四大のエクソシズムを行う必要がある。

火、水、土、風の四つの精霊を呼び、

その後に四と七のコンジュレーションを行う。

これらのラテン語マントラについては後述しよう。

それから天使を召喚する。

これら秘教の儀式についても詳細に述べよう。

これらの手順を終えて秘教学徒は地獄の天使、

や悪霊を呼び出すことができる。

デーモン、サタン、悪魔、

様々な呼び方があるが、これらの精霊を従わせることは、

非常に困難であり危険であることは言うまでもない。

それにもかかわらず悪魔と対峙することは、

自己理解の一つのアプローチ法でもある。

 

 

 なぜこの教えを公開するかというと、

今年から来年にかけて(この書は2024年に刊行された)、

世界的に人類の意識が変わるターニングポイントだからである。

この書は数少ない人々には大きな助けになるであろう。

しかしながら、過去の文明が滅びた時と同様に、

真に目覚める人は数少ないだろう。

残念なことにこれが真実である。

 

さて、前述のように召喚儀式をおこなうと、

激しい風が起こりはじめ、

窓に叩きつけるように大粒の雨が降り注ぎ始めた。

私、マリア・ステファノは香炉に硫黄と樟脳を注ぎ、

アシュモダイの名を呼んだ。

寝室いっぱいに霧のように香がたちこめていく。

ゴーという風の中に、低く唸るような声が聞こえ始める。

それはやがて、しわがれた声に変わり

「俺を呼ぶのはお前か・・・・」

と耳元で囁き、そして香炉から立ち上る煙の中に、

アラビアンナイトに出てくるような美女が立っていた。

 

 

 私は後ろの椅子に倒れ込むように座り、右手を差し出し、

頭を三度お辞儀するように倒した。

そのようにして魔術師は松果体に生命エネルギーを上昇させる。

その手を取るように彼女も右手を差し出し、

まるで磁石に金属が引き寄せられるように、

私は意識的に肉体から離れた。

まるで服を脱ぐように、蛹から抜け出る蝶のように、

エイドロンの体で前に歩き出し、

そして私たちは目の前に現れた螺旋階段をゆっくりと降り始めた。

 

 

タルティーニのヴァイオリン・ソナタ

「悪魔のトリル」に似た旋律が、

空間に響きはじめ私たちの背中を押すように、

階段を降りるたびにバイブレーションが重く変わっていく。

奇しい美女と手を繋ぎ歩いている、それが奇妙な悦びにかわり、

背骨の奥のプシケの炎が風に吹かれる火のように揺らめき、

突然目の前に灯りが現れた。

それまで洞窟のように暗かった縦に伸びる空間が照らされ、

アシュモダイは左手をゆっくりと横に広げると、

その空間には過去の輝かしい彼・彼女の功績が、

時には絵画、映像となって壁を彩っていく。

 

やがて物質の極みという超空間、

ハマスボイドと言われる世界に私たちは到達した。

ここは現実と言われる原子が2倍に存在する。

つまり三次元は48の遺伝子、48の法則から構成される。

(現代科学では1組の2つの遺伝子は未発見である)

ここ超現実では倍の96法則で支配されており、

ここでの物質の密度はさらに過密であり、

それが地獄と言われる複雑で陰惨な世界を構成している。

 

 

アシュモダイは手を解くと、

私の前を先導するように豪奢な扉をさし示した。

鎧兜の門番に招かれ宮殿の中に入ると、

彼女は、彼に、

地獄のプリンスに変化して天使のように微笑んだ。

「マリア・ステファノ君、いやハリオス・エストロス。

そう呼んだ方が良い。我々は古くからの友人だからな」

そう言いながら血のように赤い飲み物を盃にいれ

私に差し出した。

私はそれを飲み干しながら彼を睨みつけるように

視線を外さなかったが、

豊穣なワインの香りが鼻奥をつくように刺激する中、

強烈な思い出が太古の眠りから目覚めてマインドを揺さぶり、

彼の言葉の意味を悟った。

古代の都市で我々は友人だった。

当時、主イエスキリストは、まだ一人の素朴な青年だった。

ケドロンと呼ばれた小都市で私たちは夢を語り、

まだ見ぬ世界に憧れていた。

 

 

 それは二つの文明をまたぐ遠い過去。

レムリアとも呼ばれる今とは全く異なった世界だった。

アシュモダイはマントを翻すと、

赤々と燃える暖炉に盃の残りのワインを注いだ。

「ハリオスよ、こんな形で再開するとは皮肉だな」

腕を組んで玉座というにふさわしい王座に踏ん反りかえり座ると、

「俺は歴史を超えて世界を支配しているのに、

お前はまだ地上でミミズのように生きているとは」

わたしは盃ごと暖炉に投げ込むと、

「地獄の王でいるよりも地上で乞食の方が良いのだ」と返し、

向き合うようにソファーに浅く座った。

だが意外にも、アシュモダイは皮肉に笑った口元はそのままに

うつむくと目を閉じて、

「いかにも惨めなものだ。」

と一言呟くと、私の両手を握りしめたのだ。

「今宵、僕を呼んでくれてとても嬉しいのだ」

そう言うと彼は私を引き寄せ抱きしめた。

「時が迫っているのだ。僕にもそしてこの世界にもだ。」

 

 

 「あの時のことを覚えているか?

僕が黒ロッジの貢ぎに参入した日のことを?」

そう、あれは太古の昔、

人類がまだ全知全能のことだ。

私たち二人は静かに目を閉じ、エイドロンを脱ぎ、

さらにメタトロンの世界へと浸透していった。

そこはアカシックエネルギーに満ちた空間。

この世界には今も、過去も、未来も同時に存在する・・・・

 

 

 

第一章  金星の文明

多くの人々は太陽系に人類が存在することを知らない。

空間とは多次元であり、無数の宇宙が重なって存在する。

金星と火星も人類はいたし、今も存在する。

それを知らないのは人類が無知だからである。

同じこの世界で彼らの存在を確認できないのは、

彼らの文明は3次元の段階を修了したに過ぎない。

 

金星では地球の時間で200万年前にこの3次元の段階を終えてしまった。

現在の金星の物質的な天体は灼熱の中に存在する。

だが、しかし同じ空間の4次元には地球のように青い空と海が存在する。

 

アトランティス文明が滅びるときに、

彼らは地球人、アトランティス人を救うためにやって来たし、

火星人も来た。

それどころか、遠い銀河からも救いの手が差し伸べられた。

残念ながら、この現代の文明の終焉が近づいている。

人類は無知ゆえに彼らの存在を知らないだけではなく、

自分達の文明の終わりが近いことも知らない。

無知な者たちは知らないことさえ知らない。

 

地球はもうすぐこの三次元を卒業するだろう。

その時金星と同じように全てが燃える。

時速300Kmで吹き荒れる大気で世界は燃えるだろう。

地殻はまるで果実の皮がめくれるように噴き上がり、

人類のほとんどは死滅する。

 

ごくわずかな人々は地球外の人類に助けられるが、

多くの人々は彼らを見ることすらできない。

それは、すでに精神的な成長を遂げて、

彼らと同じバイブレーションに達した、意識が進化した者だけに、

与えられたいわば特権である。

 

アセンションと言う言葉に多くの人は惹きつけられる。

それは夢物語に過ぎない。

多くの人々は自己主義、唯物主義に陥っている。

 

残念ながら、私のこの主張は多くの人は受け入れないだろう。

出版を通じて、多くの人々の批判にさらされて、

そのことを痛感した。

多くの人々は無知である。

人体の仕組みを霊的なレベルでは何も知らない。

チャクラが目覚める時に、独特の光と音を発するのを見るだろう。

しかしそれは個々によって様々な光と音になる。

そのことを知らないために、

多くの人は私、マリア・ステファノが嘘をついているという。

 

無知な人は何も知らない。

人類は7つの人種に分類できる。

同様に、人類は7つの天体の影響下にある。

それぞれのバイブレーションによって基音があり、

それぞれの基音ゆえにチャクラにも様々な光と音がある。

 

あまりにも無知なために、

これ以上の秘密を明かすことを辞めようとした時に、

ハイヤーセルフ、白色同胞団からメッセージが届き、

再開を約束することになった。

このことは私にとって大変な労苦と苦痛であるが、

この第一章 金星の文明の節での最後に、

大切なことを伝えなければならない。

 

それはあと数年で、この日本は大規模な地震と、

戦争で社会が崩壊しかねないようになるということである。

なぜなら、あまりにも多くの不信仰、唯物主義、

自己主義が蔓延しており、地球規模での大異変が近づいているからである。

 

 

 

 

 

 

アトランティスの追憶第一部第一章 ①

第一章帰還

世界は死と再生の繰り返しである。

例えばセレーンと言われた天体、

現在は月と呼ばれているが、この星はアトランティスが滅びる直前までは、

生きた惑星であった。

どの星にも天体のサイクルがあり、

ヘルメス・トリス・メギストス の金言の「上にあるが如く下にもある」

の言葉通り、人間の体にも当てはまる。

1962年の2月に我々太陽系はアクエリアスの新時代に入った。

それ以前は闇に閉ざされていたために、

人類の知恵は十分に発達しておらず、

マスター(大師)たちは知恵を公には語らなかった。

それは、ババジとその弟子たち、クリヤヨガの系譜でも同じである。

人体は7つの構造を持ち、それぞれエネルギーのフェーズの違う体、

スフィア(球体)で構成されている。

もし、同じ電流でも100ボルトの電圧板に1000ボルトを流せば、

電圧板は焼き切れて燃えるだろう。

そして、磁気エネルギーをなんらかの形で、電気板に流そうとしても、

フェーズが違うためにそれは反応さえしない。

 

言い換えれば、感情と思考は別のエネルギーであり、

別のフェーズ、スフィアである。

それゆえ、人間とは様々なエネルギーの混合体と言える。

 

天体も同じである。

7つの段階を通り、天体は完成される。

第5番目の段階で物質的なフェーズを完成させると、

まるで服を脱ぐかのように、天体はその物質的フェーズを終えて、

もう一度精妙なスフィアに帰還していく。

 

アトランティスの終焉の最中、

月もその天体の使命を終えて、今のような死んだ天体になった。

今、月井に残っているのは月の人類のパーソナリティーの残骸、

ゴースト(幽霊)である。

 

それは残像のようなもので、

霊魂とは別物である。

例えば、墓場にいるのはパーソナリティーであり、

それは生きている時の想念、感情の残像である。

多くの人が本人と勘違いしているが、

それはエネルギーの塊に過ぎない。

親族たちがお供え物をして祈ると、

そのエネルギーを糧に少しの間生きるがやがて消えてしまう。

 

今の月も天体の死骸であり、

現在先の月の人類の想念が漂っている。

 

アトランティス文明はレムリア文明の後に栄えて、

長きに渡って他の天体の人類、銀河系の人類との交流をしていたが、

その最後の時に、いわば地球は物質世界に降下のだった。

 

 

楽しいヨーガライフの提案をしていきます