明らかにされたクリヤヨガ

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レッスン20 バストリカ


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バストリカ

プラーナヤマ(ヨーガの呼吸法)の中で、

バストリカはアナハタチャクラに関係するものです。

それはナヴィクリヤの技法が、

マニプラチャクラに関係するのと同じです。

バストリカは、チャクラを貫いて上下に流れる、

スシュムナのノット(結び)を浄化し、解き放ちます。

 

バストリカのもたらす利益

 

1.横隔膜のまわりの臓器をマッサージします。

肺や消化器官などの内臓の毒素を一掃します。

 

2.体内の細胞への酸素供給を増大させます。

 

3.一日のうち数分であっても、

疾病予防に大きく貢献します。

 

注意点

妊婦や循環器疾患を持つ方は実践しないでください。

急激な循環の促進と、

腹部へのマッサージで大きな負担がかかります。

 

 

実践の手順

 

1.実践に先立って、

マハームドラ、ナヴィクリヤを行いましょう。

実践後はクリヤプラナヤマを行いましょう。

いつもの、あなたが用いる手の形(ムドラ)で、

瞑想の姿勢で座りリラックスします。

ケチャリムドラができる人はケチャリを行います。

(もしくは舌を上口蓋につけます)

 

2.目を閉じて、眼球を上転して、

ブルマディヤ(眉間)を見つめます。

 

 

3.呼吸は口を閉じて鼻呼吸をします。

腹部は動かさずに胸を膨らませて、

肺いっぱいに鼻から息を吸います。

意識はアナハタチャクラの、前クセトラムに集中します。

中医などで壇中と呼ばれる場所 胸骨の両乳首の間)

アナハタの前クセトラムに集中しながら、

OMを心の中で唱えます。

このチャクラの部位でOMを鳴り響かせると、

意念して息を吸うのです。

 

 

 

4.次に勢いよく鼻から息を吐き出します。

まるでフイゴで空気を竃(かまど)に吹きつけるように、

一気に胸を収縮して息を吐き出します。

シューという音が出るように行うと良いでしょう。

吸気と同様に、

アナハタチャクラの前クセトラムに集中して、

OMを心の中で唱えます。

 

5.この呼吸を、呼気と吸気で一回として、

最初は3回から始めましょう。

慣れてきたら回数を増やしていきます。

 

OM

 

 

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