第1章イエスの最後の教え
イエス・キリストは復活後、ユダの地を離れインドへと向かった。
疑いようもなく、カシミール人の起源は、
失われたイスラエルの10支族である。
イエスはキリスト信者が信じるように独身ではなく、
結婚しており、性の秘儀、すなわちマイスーナの実践者であった。
イエスは12歳でユダの地を離れ、インドへ渡り修行をした。
その後、チベットでマイスーナを学び、
エジプトで神聖魔術を学んだのである。
ピラミッドは、考古学者の誤解しているような墓ではない。
神官ファラオがイニシエーションを授ける神殿である。
イエスは、ギザのピラミッドの中の棺桶に入り、
霊的な死を経験した。
この儀式を通じて、イエスは肉体から離れて、
アストラル世界に自由に入れる能力を手にした。
肩甲骨に、象徴的な翼をつける儀式を行い、ファラオは宣言した。
「あなたはイシスの子であり、復活したオシリスである。
失われたファルス(男根)であり、ホルスである。
あなたを見たものは父を見たのだから。」
イエスはすべての修行を終えエジプトを離れた。
偉大なる人類の救世主は、イスラエルに戻り、
洗礼者ヨハネから金星のイニシエーションを受けた。
これはイエスがニルバーナ(涅槃)を放棄したことを意味する。
解脱を遂げた修行者には、通常二つの選択肢がある。
ニルバーナに入り永遠の至福を享受する道。
もう一つはニルバーナを放棄して、人類のために働く道。
イエスは人類のカルマを背負い、魚座の唯物主義の世界を終わらせ、
アクエリアス(水瓶座)の新時代に人類を導く使命があったのである。
もし、イエスが十字架上で死ななければ、
人類は今も闇の中にいなければならなかった。
イエスを十字架にかけたのは、悪魔の総帥ヤーヴェであり、
やがて人類全体を奈落に落とす計画を今も画策している。
イエスは見事に使命を果たし、
十二使徒とごく少数のもののみに、秘密の教えを授けた。
最後の教えを授けると家族に看取られてこの世を去った。
最後の教えとはマイスーナであり、その教えの根幹をこれから授けよう。
「できないというのか。お前たちは霊なのだ。
なぜ、できないということが言えようか。
できると言いたまえ。言葉がお前たちを導くだろう。」
マスタークーツーミー(クートフーミー)からのメッセージより
第2章「啓発する空」
「マインド(心と感情)が自然に静まり、
穏やかに沈黙した時に、はじめて啓発する空が突然起こる。」
「思考が尽きた時に、
はじめてリアリティー(実在・真実)の体験が可能となる。
「空」が突然起きるとき
純粋なリアリティーの輝く光を体験できる。」
瞑想のテクニックを徹底的に理解しなければならない。
「啓発する空」が瞑想の目的であり、
「空」について正しい知識が求められる。
レムリアの終わり
現在の人類は第五番目であり、
第一番目、原初の人類は現在の北極に位置する地域に生まれた。
彼らは完全に霊的であり、高度に発達した文明を持ち栄えた。
このことについてシュタイナーは、
著書アカシックレコードの中で言及をしている。
実際のところ彼らは神々であった。
肉体は未発達であり、アメーバのように分裂して生殖を行っていた。
地球は現在のような物質的なものではなく、
高熱のガス状であり、彼らは肉体の外から自分たちを見ていた。
それぞれの人類に四つの時代があり、
サティヤ、トレータ、ドワパラ、カリという、
霊的な興隆と衰退が見られる。
やがて、この原初の人類の文明も終わりを告げ、
二番目の人類が誕生した。
この人類も高度な文明を持ち、
彼らはいわば胞子のように子を宿し、子孫を残した。
同じように彼らも滅び、
三番目の人類が誕生した。
この文明はレムリアと呼ばれている。
レムリアの文明は、前期と後期に分けられまる。
レムリアでは、人類はさらに肉体の変化を遂げ、
男性器と女性器を両方持つ生物になった。
当時の地球は火に包まれた星であった。
まだ地殻は安定をしておらず、
人類は地上を漂うように移動をしていたのだ。
肉体は半物質であり、男性と女性の区別はなかった。
地球の人類を導き指導する神々の願いは、
地球という天体が物質的に安定し、
人類が完全に性的に分化することであった。
尻尾を持った人々
レムリア文明の前期、すなわちトレータユガの終わりに、
神々、すなわちエロヒムたちは決断をした。
それは人類に尻尾をつけることであった。
背骨の中を流れるシャクティーを下向きに流し、
その力で地殻の安定を図ることを考案したのだ。
この計画の責任者がサカキと呼ばれる天使である。
当時の地球はメンタル界と呼ばれるエネルギーの状態にあり、
太古の悪霊も神殿に侵入して、世界は混乱を極めていた。
霊的な世界と物質的な流れを完全に淘汰する必要があったのだ。
ちょうど月の天体が完全に死のうとしていた。
月には別の生命体が存在しており、
月の文明を滅ぼした張本人が、悪魔ヤーヴェである。
ヤーヴェは地球の人類に目をつけて、この神々の計画にしゃしゃり出た。
その時人類の大半は肉体の変化を受け入れて、
悪魔の尾をつけた。
この尾の名前はクンダバファーと呼ばれる。
その結果、人類は精液を射出して生殖する方法を受け入れた。
そして肉体は変化を遂げ、男性と女性という完全な性分化を遂げた。
人類は今までは肉体の外と中を生き行きしていたが、
シャクティーが完全に下向きに流れることで、
意識が常に、肉体の中にとどまることになったのだ。
これが聖書に描かれている「失楽園」の真実である。
意識が完全に肉体にとどまったために、
ほとんどの人類が至福を失った。
それまでは己の神性と一体化していたため、
意志の力で物質を自由に操ることができたが、その力を完全に失った。
「神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、
回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた」創世記3章24
生命の木とは人であり、七つの果実、チャクラを実らせる。
ケルビムは四つの顔と四つの翼を持つ。
ムラダーラは四つの花弁を持ち、炎のように光り輝き回転する。
知恵があるもの、叡智を持つものには全ての秘密が明らかにされるが、
何もないものは持っているものまで奪われる。
愚者は知らないことをあざ笑うものである。
読者の皆さんは隠された知恵を見なければならない。
イエスは「蛇のように賢くあれ」と教えたのだから。
蛇によって堕落したのであれば、
蛇クンダリニーによって上昇しなければならない。
「クンダルティアグダール」がアーリア言語に訛ったものである。
「クンダルティアグダール」とは「クンダバファーを終わらせるもの」
これがクンダリニーの本当の意味である。
月の悪魔ヤーヴェとレギオンたち、
堕天使ルシファーと数え切れないレムリアの人類は、
天使と呼ばれる霊的な状態から転落した。
自我の獲得と同時に、至福と魔術的力を失い、
地下の世界に追いやられた。
自分たちの計画によって、怪物のようになった人類を見て、
天使サカキと他の科学者たちは、後悔してその尻尾を切り落とした。
このレムリアの科学者たちは、重大な過ちを償わなければならない。
驚くべきことに、現在のような地球の状態は、神々の失敗作なのである。
このようなカルマ(業)によって地上に縛り付けられた人類は、
無限の宇宙の中でも非常に珍しい。
天使たちの転落
レムリアの文明は完全に滅んだ。
天使ウリエルと神々が勝利したが、火山の噴火と大陸の変動により、
地球は完全に火に包まれ、ほとんどの人類はマントルに飲み込まれた。
ルシファーと堕天使たちとともに、
アヴィーチ(阿鼻叫喚の世界)へ、彼らの霊魂は吸収されてしまった。
そして、新たにアトランティスの新時代が始まったのだ。
地球は人類を通して流れる霊的な力を受けて、地殻を安定させて、
メンタル界で物質的な礎を作った。
主なる神は言われた、「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、
善悪を知るものとなった。彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ、
永久に生きるかも知れない」。創世記
第四番目の人類はアトランティスと呼ばれる文明を築いた。
私たちの科学のプライドを吹き飛ばすような、
高度な科学を彼らは持っていた。
地球以外の天体にも人類がいることを知らなければならない。
今の人類は何も知らないだけではなく、知らないことさえ知らない。
各天体の人類は私たちとは別の世界に住んでいる。
私たちが肉体で確認できるのは、物質界のレベルの姿だけだ。
火星と金星には今の私たちよりもはるかに進んだ文明が存在する。
アトランティスの人々は惑星間を旅し、各天体の人類と交流していた。
この第五番目の人類が滅亡する時、
彼らが霊的に進化を遂げた数少ない人々を救出しに来るだろう。
世界中で目撃される円盤は、
この宇宙的事件を調査しに来ていることは疑いようがない。
七つの主要な島と都市からなる、アトランティスの文明も、
大規模な地球の変動で滅亡してしまった。
彼らは人類の遺伝子を操り、新種の生物を作りだし、
内分泌腺移植や脳の移植まで行った。
最後には大規模な原子爆弾を爆発させ、
地球はエーテル界から完全に物質界へ移動したのだ。
それはノアの大洪水として聖書に記載されている。
この時、金星や他の天体から巨大な円盤で人類を救出し、
完全に地球が安定するまで、彼らの惑星に移住させた。
昆虫の多くは他の天体から地球にもたらされたものだ。
有袋類はどこから来たのだろうか。
なぜ一部の地域だけに生息しているのか。
猿の種族はどこから来たのか。
アトランティスの残物
恐ろしいことに、猿はアトランティスの人類の残物である。
ダーウィンの進化論は誤りであり、誰も本当の人類史を知らない。
遠くない未来、アカシックレコードを見る機会が発明されるだろう。
人類は正しい人類史と生物学を手に入れるだろう。
アトランティスの滅亡の後、人類の霊的指導者たちは会議を行い、
なぜ唐突に文明が誕生したのか。
その答えがここにある。
「エロイ・エロイ・レマ・サバクタニ」マルコの福音書十五章三十四
「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」マタイの福音書二十七章四十六
わが神、わが神、どうして私を見捨てられたのですか」
イエスの十字架上の第四の言葉はこのように誤って解釈をされている。
この言葉は明らかにアトランティス語であり、
「私はエロヒムなる霊を父なるサバト(サバオット、神々)に引き渡す。」
これがその真の意味である。
アトランティス語は失われてはいない。
チベットとアステカに引き継がれている。
言語学者は笑い飛ばすだろうがこれは真実だ。
古代チベット語と古代アステカ語は同じである。
ルーン文字の起源
文字の起源はさらに古く、
現在知られているルーン文字はレムリア文明に由来する。
誰でも肉体から幽体離脱をする術を学び実践するならば、
金星の寺院を訪問して読むことができる。
天使サマエルは非常に奇妙な人物であり、
アトランティス文明では重要な決断を迫られたが、
間違った決断をしてアトランティス人は破滅をしてしまったのだ。
天使サマエルは転落と復活を繰り返した魂であり、
レムリアで人類(アダムとイブ)を誘惑した蛇として記録されている。
レムリア文明の指導者サカキ、天使サマエル、多くの神々が道を誤り、
また転落をして地球は宇宙でも珍しい奇妙な星に成り果てた。
地球人は意識の九十七パーセントが無意識であり、
意識が眠ったまま育ち、職につき、結婚をして年老いて行く。
誰も人生の目的も知らず、夢遊病者のようにさまよい、
眠りこけたまま人を殺し、殺される。
意識が眠りこけているために、カルマの力の操り人形である。