永遠からのささやき
私は耳が聞こえなかった。
永遠は私に絶え間なくささやき続けていたのに。
しかい私の知恵の聴覚はゆっくり目覚めはじめ、
永遠の神聖な要求に応じて「ささやき」がますます明瞭なりはじめた。
私は永遠に向かって尋ねた。
「貴方のささやきは何を意味しているのですか？」
ささやきはしだいに強くなり、
ついには突然、永遠が答えました。
「途切れることのない導きの声を聞きなさい。
私は神の代弁者です。永遠です。
あなたが長い間眠っている間も、私はささやいていていました。」
『目覚めよ！今あなたは目覚めたのです。
そして私のささやきは決して止むことはありません。』
『兄弟たちを目覚めさせなさい！
どこにいても心が眠っていても「ささやき」が絶えず働いています。
生ける永遠の輝ささやきを通して私と一緒に働きなさい。
そうすれば、すべての人が神の声を聴くことができるでしょう。』
私は永遠に向かって答えた。
「眠っている兄弟たちに、貴方のささやきの声を届けます。
『目を覚ませ！準備しろ！
神の永遠の平和のもとに帰れ！』と。
そして地上で私の声が聞こえない時は、
永遠の貴方の声を借ります。
そして、貴方の声を通して、こう言い続けます。
『ああ、神の慰めである神のささやきに耳を傾けてください。』
私は「永遠のささやき」を彼らに語りかけながら、すべての者を待ち続ける。
無数に存在する私の兄弟たちよ、動物たち、無数の原子の火花たちよ。
ゆっくりとで良い、私たち自身の最終的な自由へと旅立ちなさい。
その旅の長い列は終わりがないように見えるが、
私は「永遠からのささやき」を通してそっと伝えよう。
『目覚めよ！いつも呼びかけている彼の声に従い、
私たち全員で家に帰ろう。』と。」
（原著注釈：
ここで使われている「永遠」という言葉は、
自然と人間の魂に顕現した神を象徴しています。
この本は「永遠」と人間の心の間に実践的な内なる交わりが、
どのようにして確立できるかを教えています。
無形の神との交わりは「永遠」という、
神の具体的な顕現を通してのみ可能なのです。
人間が神、「永遠」に対して神聖な導きを求める要求は、
深い効果的な瞑想の中で、親密な「ささやき」を通して成就します。
これらの要求は、
魂の中での神、「ささやき」との対話を通して応えられるのです。。
これらの要求は魂の中で永遠に生きることを求めるならば、
絶え間なく発せられ聴くべきです。
そうすれば神、「永遠」は神秘的な沈黙の中で求めに応じ、
その人の全存在、さらには環境、人生さえも変えてくれるでしょう。
