それは二つの文明をまたぐ遠い過去。 レムリアとも呼ばれる今とは全く異なった世界だった。 アシュモダイはマントを翻すと、 赤々と燃える暖炉に盃の残りのワインを注いだ。 「ハリオスよ、こんな形で再開するとは皮肉だな」 腕を組んで玉座というにふさわし…
プロローグ それはある平凡な夜だった。 いつものようにミルラ(乳香)を炊き、オイルキャンドルを灯し そしてペンタグラムを剣で描いた。 炎で燃え盛るエクソシズムの壁を想像力で身の回りに創造し、 エクソシズムのラテン語のマントラを唱えた。 だがその…
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