明らかにされたクリヤヨガ

伝統的なヨーガの情報とクリヤヨガの技法をお伝えします

伝統的なヨーガの教えとクリヤヨガ の技法をお伝えします

 レムリア文明


2018年5月からブログリニューアル


毎日記事更新中


それは二つの文明をまたぐ遠い過去。

レムリアとも呼ばれる今とは全く異なった世界だった。

アシュモダイはマントを翻すと、

赤々と燃える暖炉に盃の残りのワインを注いだ。

「ハリオスよ、こんな形で再開するとは皮肉だな」

腕を組んで玉座というにふさわしい王座に踏ん反り座ると、

「俺は歴史を超えて世界を支配しているのに、

お前はまだ地上でミミズのように生きているとは」

わたしは盃ごと暖炉に投げ込むと、

「地獄の王でいるよりも地上で乞食の方が良いのだ」と返し、

向き合うようにソファーに浅く座った。

だが意外にも、アシュモダイは皮肉に笑った口元はそのままに

うつむくと目を閉じて、

「いかにも惨めなものだ。」

と一言呟くと、私の両手を握りしめたのだ。

「今宵、僕を呼んでくれてとても嬉しいのだ」

そう言うと彼は私を引き寄せ抱きしめた。

「時が迫っているのだ。僕にもそしてこの世界にもだ。」

 

 

 「あの時のことを覚えているか?

僕が黒ロッジの貢ぎに参入した日のことを?」

そう、あれは太古の昔、

人類がまだ全知全能のことだ。

私たち二人は静かに目を閉じ、エイドロンを脱ぎ、

さらにメタトロンの世界へと浸透していった。

そこはアカシックエネルギーに満ちた空間。

この世界には今も、過去も、未来も同時に存在する・・・・

 

 

 レムリア文明は現代とはかけ離れた世界である。

神智学も人智学のシュタイナーも明確にこの文明には触れなかった。

実施のところ全ての事象は音によって生み出され、

そして、全ては音によって記憶されている。

遠い過去ほどその音は微細であり、地上の人類には未知である。

しかしながら、メタトロン、コーザル世界では時間は存在しない。

そこでは明瞭に過去の出来事を体験できる。

 

実際のところ、レムリアは火に包まれていたと断言できる。

現在の地球が土の段階、

全てが物質化した世界と表現するならば、

私たちの前の世界、アトランティスは水の世界である。

つまり言い方を変えればエーテル界と言い表せよう。

水の中に魚や海洋生物が存在しているが、

彼らにとっては水や海洋は意識されない外的環境である。

 

 

彼らレムリア人は火の空気を吸い、不安定な地表を漂う人類だった。

とはいえ、現在の地球以上の絶景がそこにはあった。

オリンピアの山脈、広大な海、それは常に変化し、

地表には広大な草原があり、時には海に変わった。

現在のアフリカ大陸周辺には硬い、とはいっても

プログマティックな法則による地表があった。

これは非常に奇妙な表現だが、

当時の地球は絶えず物質化に向かって下降しており、

全ての原子、分子的マターはルーンと言われる知性によって、

構成され再構成を繰り返していた。

そのため人類は地下に都市を作り広大な世界が広がっていたのだ。

 

アシュモダイ、(当時はアシュタロウスと呼んでいた)

は素朴な農民の青年であった。

私はといえば、レムリア王国の王子であり、

ハリオス・エストロスと呼ばれていた。

楽しいヨーガライフの提案をしていきます