ノットとプラーナの流れ
ノットはスシュムナにおけるプラーナの流れを
妨げるものです。
エネルギーの流れの観点から見ると
チャクラはプラーナを
身体の内と外へと出し入れする扉の役割があります。
スシュムナの中をプラーナが滞りなく循環するためには
イダーとピンガラの浄化だけではなく
チャクラの活性化とノットの障壁を解消することが大事です。
イダとピンガラについて
以前、
チャクラについて球体のような形状をしていると説明しました。
原子の形状が最近の物理学の研究では電子がまるで雲のように
原子核の周りに帯電している状態というのが正確なように
チャクラも実際に瞑想して見ると
コアとなるエネルギーの周りに花弁のように見え
光線が放射されているのがわかります。
実はイダとピンガラもよくみられる図のように
平面的なものというよりは
陰と陽のエネルギーが螺旋形に上昇しているように見受けます。
これは個人的な意見ですので、あくまでも参考にしてください。
ノット 結び目をほどくクリヤ の技法
ケチャリムドラの重要性とクリヤ プラナヤマ
そしてマハームドラの技法について
このブログでもお話ししてきましたし
レッスン3では、ナヴィクリヤ の技法をお伝えしました。
でも説明しましたが
ヨギラジはケチャリムドラができない生徒には
次のクリヤ に進ませなかったのです。
ですからいかにこのノットを解消することが
重要視されているかがわかります。
しかしながら
プラーナの流れというものは身体面だけではなく
心と感情と関わってくるものです。
日常生活における規律ある生活(ヤマ・ニヤマ)
を決して忘れないようにしてください。
クリヤ の各技法の意味
*マハームドラの効果
背骨の中を走るスシュムナのプラーナの流れを助けます。
*ナヴィクリヤ の効果
腹部に停滞しているエネルギーを沈静化させることができます。
OMをチャンティングすることにより
臍の位置にあるナディのプラーナを活動させます。
背中のクセトラムを意識化できます。
*クリヤ プラナヤマの効果
スシュムナのプラーナの流れを妨げる
ノットを解消する助けとなります。
スシュムナをプラーナで満たし心を内省させ
瞑想の準備となります。
*ケチャリムドラの効果
口蓋と鼻の奥を舌で止めることで
外に流れ出ていくプラーナの流れを
ブラフマナディ(スシュムナのさらに中心のナディ)に沿って
上昇させることができる。
心臓から上昇するプラーナを舌で止めることにより
心を鎮静化できる。
マリア・ステファノ
次はレッスン4 ヨニ・ムドラについて解説していきます。