実践のポイント
クリヤプラナヤマⅡと違い、
クリヤプラナヤマⅢではイマジネーションを活用しましょう。
意識に伴ってプラーナを移動する際には、
スシュムナが各チャクラの中心を、
貫いているように想像して行います。
そしてプラーナがスシュムナの中を移動する際には、
各チャクラに存在するノット（結び）が
解消されていくと意念します。
プラーナをムラダラに下降させる際には、
チャクラを貫くスシュムナを、
プラーナが流れるように思い描いてもいいですし、
チャクラの後方のクセトラムを結んだ、
背中のナディにプラーナを流すのも良いでしょう。
各チャクラで意識を留めて呼吸をします。
いくつかのバリエーションの一つとして、
各チャクラでOMをメンタリーに唱える際に、
プラナヴァ（OMの音）で、
チャクラを叩くように意念することもできます。
また、
クリヤプラナヤマⅡのようにムラダラからビンドゥーへ、
プラーナを上昇させる時に、
呼吸を流れるように行うのではなく、
各チャクラでポーズをとり、
細切れに息を吸うこともできます。
その場合は呼気の時も、
同じように各チャクラで留まりながら、
細切れに吐いても良いでしょう。
吸気は細切れにして、呼気は流れるように吐いて、
プラーナをメドゥーラからムラダーラに、
降ろしても良いでしょう。
このようにして、
今まで説明してきた、クリヤの技法を行い、
クリヤプラナヤマのⅠ、Ⅱ、Ⅲを実践するならば、
数々のノットは解消されて、
安全にクンダリニーは覚醒するでしょう。
その時、背筋に沿ってゾクゾクするような、
磁気的なエネルギーが上昇する感覚を体験します。
OM
