明らかにされたクリヤヨガ

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植物の瞑想エクササイズ


2018年5月からブログリニューアル


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このエクササイズは、

想像力を通して知識を得る方法である。

超視覚を開発する非常に効果的な方法である。

エクササイズ1

好きな植物を選びその前に座る。

周囲の物事すべてを忘れて、目の前の対象に意識を集中する。

次に目を閉じて、微睡みの状態になる。

想像力を用いて、その植物の形や枝葉の様子、

構造や香り、色などをありありと思い浮かべる。

植物の生きた細胞を思い浮かべてもよい。

植物の細胞は原形質、膜、核から構成されている。

原形質はどろどろした柔らかい透明な物質であり、

卵の白身(蛋白質)によく似ている。

学徒は微睡みの状態のまま、

この原形質の主要な四つの要素について思いを巡らす。

それは炭素、酸素、水素、窒素の四つである。

(COHNの4元素)

 

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細胞膜も透明に近い物質で、水に溶けない。

つまりセルロースである。

十分に原形質に意識を集中して、

細胞の核を思い描き、

それを偉大なる宇宙生命を宿して鼓動している、

小さな血球であるかのように想像する。

その核の中には、染色体核液、核小体(仁)が存在する。

それらすべては核膜に包まれている。

核小体(仁)は極小の粒子であり、

それは眩いばかりの美しさに満ちている。

この輝くエネルギーは、

植物器官が行う生命活動によって生み出されている。

 

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深い集中のなかで、

論理的思考を交えながら、

植物細胞の原形質の有り様に心をめぐらし、

無機物や有機物の結合の中で、

細胞が調和的に活動している様をイメージする。

原形質のでんぷん粒や、クロロフィルについて考えてみよう。

これらは有機的システムにとって無くてはならないものだ。

クロロフィル自体はざらざらした表面を持ち、

とてもきれいな黄色をしている。

クロロフィル (Chlorophyll):

光合成の明反応で光エネルギーを吸収する役割をもつ。葉緑素

陽光のもとで、それは美しい青葉の色に変わる。

一つ一つの完全な細胞によって構成される植物とは、

本当に驚くべき存在である。

植物の完璧な様相と科学的なプロセスについて、

神秘的な至福感と美しさゆえの喜びに満たされながら、

学徒は瞑想しなさい。

植物細胞が営む光合成、エネルギー変換、

再生の現象をありありとイメージすると、

瞑想者は神秘のエクスタシーに達するだろう。

 

 

エクササイズ2

花の萼(がく)を観察してみよう。

それは植物の性器官である。

雄しべには生殖のための花粉が見られる。

また重要な器官である、雌しべ、

そこには子房、花柱、柱頭などが見られる。

子房には胚珠が袋状に蓄えられている。

雄しべには様々な種類があり、

上からも下からも雌しべを取り囲むようにして生殖活動を行う。

つまり雌雄の蕊(しべ)により受粉つまり生殖が行われる。

 

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雄の生殖体である花粉は、

雄しべから出た後、雌しべの柱頭に至る。

最後には珠の詰まった子房まで辿り着く。

雌の生殖体も花粉をじっと待っている。

種子はその貴重な珠が受精したものであり、

地上に落ちると芽を出し、成長して新しい生命となる。

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エクササイズ3

植物の小さな種子を思い浮かべる。

種子がゆっくりと成長する様をイメージする。

想像力を用いて、

枝葉が伸び、花が咲き出していく過程を思い描く。

植物の誕生から死に至る過程をありありと見ていこう。

植物の死の過程も想像していく。

花々がしおれ散り、葉が枯れていく。

そして風に飛ばされてしまう様子を思い描く

最後にそこに残るのは、朽ち果てた木々だけである。

 

 

生と死の過程は驚くべきものだ。

植物の生と死の過程を、そして命の不思議について、

瞑想することによって、集中が完全なものになり、

意識を保ちながら微睡み(半覚醒)が深くなった時、

アストラル体のチャクラが回転し動き出し発達する。

瞑想は正確に行うことが求められる。

そしてマインドは厳格でなければならない。

内なる感覚が、究極の完全さを得るためには、

論理的な思考と、正確な概念が不可欠である。

 

 

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この瞑想には大いなる忍耐が求められる。

我慢できずに辞めてしまうことは失敗を意味する。

忍耐力、意志力、粘り強さ、

そして絶対的な信仰心が要求される。

ある日、瞑想をしている最中に、

夢の中で見知らぬ光景が突然現れるだろう。

見慣れぬ風景や人の顔なども登場する。

これらは霊的進歩のしるしである。

知恵を獲得する、想像力の能力が向上したことを意味する。

このようにして、瞑想者はイシス(エジプトの女神)の、

神秘のベールを外して知恵を得ていく。

ある日ある時、対象としていた植物は消えて、

それに代わり、美しい子供を見ることになる。

この子供こそ植物の精であり、植物の霊である。

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やがて、眠りの最中でも意識が目覚めるようになる。

「私はアストラル体でいるのだ。」とその時彼は言うだろう。

この瞑想を続けていくと、途切れることのない意識、

覚醒した意識を手に入れられるのだ。

論文「内分泌腺と犯罪学との関係性」より

 

 

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