明らかにされたクリヤヨガ

伝統的なヨーガの情報とクリヤヨガの技法をお伝えします

伝統的なヨーガの教えとクリヤヨガ の技法をお伝えします

 5.様々な秘教的瞑想


2018年5月からブログリニューアル


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  内なるクリストとの融合

肉体からの離脱

  • 第一ステップ

肉体に集中し、眉間のチャクラの霊的眼をもって、

注意深くアンナマヤ・コーシャ(食物鞘)を観察する。

そして、肉体が自分の本質(霊)ではないことを理解する。

次のように言う。「この肉体は、私ではない。」

そして、意識からこの乗り物に過ぎない肉体を、

自分のマインドから投げ捨てる。

 

  • 第二ステップ

次にエーテル体(生気鞘)に集中する。

プラナマヤコーシャは生命エネルギーを放射している。

鮮やかな光線のオーラを放っている発光体を注意深く観察し、

それをマインドから追い出して、

このように言いなさい。「私はエーテル体ではない。」

 

 

  • 第三ステップ

より深く内観しなさい。

マノマヤコーシャ(意志鞘)に集中するのです。

アストラル体(感情体)に、

次にメンタル体(思考体)に集中しなさい。

アストラル体とメンタル体のこれら二つの体は、

フリーメイソンの寺院、

(古代の神聖な白色ロッジ 現在のものは模倣されたものである)

メーソンの寺院の二本の柱、「ヤキンとボアス」である。

二本の柱はエーテルという霊的物質の寺院(体)の柱であり、

これらはイエソッドの立方石を礎としている。

 

 

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訳注:イエソッドの立方石とは性エネルギー、シャクティ

を意味する。この性エネルギーが変換された時、

それはヴェーダが教えるオージャスに結晶化する。

この結晶化されたマテリアル(霊的物質)こそ、

万能薬であり、錬金術ではアゾエ、賢者の石と呼ばれた。

訳者解説:

人間という存在は、パンチャ(五つの)コーシャ(鞘)

から構成されている。

さらに肉体と心と感情を細分して7つの体と表現できる。

精妙なアートマン(魂)のエネルギーから、

粗雑な肉体の間に微細な体とエネルギーが存在し、

人間というエネルギー体を構成している。

例えるなら7つの体は玉ねぎ上に構成されている。

このエネルギー体を貫くグリッドが、

スシュムナー管とイダー管とピンガラ管である。

イダー管とピンガラ管はヤキンとボアスであり、

7つのチャクラは、この三つの管が交差するポイントであり、

各体を機能させるエネルギーセンターである。

このエクササイズでは、

各エネルギー体を意識的に脱いでいく。

そしてアートマン、インティモ、クリストと融合するのだ。

 

 

アストラル(感情体)、メンタル(思考体)、

この二つの体に十分集中しなさい。

そして自分が二つのうちのどちらでもなく、

それらが自我を表現するための、単なる道具でしかない、

このことを深く理解しなさい。

そして次のように言おう。

「このアストラル体は、私ではない。」

「このメンタル体は、私ではない。」

そのように、それらを自分のマインドから排除しなさい。

自身の4つの罪深い(カルマに満ちた)体を脱ぎ去り、

(肉体と下位の3つの体はカルマの法則に支配されている)

みずからの生ける寺院に参入しなさい。

(生ける寺院:高位の三つの体、コーザル(意志体 因果体)、

ブッディ体(知性体)、アートマン(インティモ)

これら微細な体については、哲学や宗教により諸説ある。訳注)

 

 

黒と白の二本の柱「ヤキンとボアス」の間を、

通り抜けて入って行くのである。

柱の上には神聖な火の文字で、パスワードが記されている。

その言葉こそ「INRI」である。

この言葉を、二つの音節に分けて、繰り返し発声しなさい。

IIIINNNNRRRRIIII

イーンー、ルルルリーイー

(Rのところは舌を巻いてモーター音のように発声する)

そして四つの罪深いマテリアル(実質)を脱ぎ捨て、

霧と炎の世界へと飛翔するのです。

聖書には秘密の教え、エクササイズが書かれていたが、

無知な学者により削除され書き換えられている。訳注

 

 

このエクササイズを用いて、

読者はアッシャー界(物質的世界)を彷徨うこともできる。

遠く離れた土地を訪ねることもできる。

しかし、このエクササイズではワークを続けるために体に戻り、

生ける寺院の黒い柱、すなわちアストラル体に集中しなさい。

そうすると、

蟋蟀(こおろぎ)が出すような、高く鋭い音色が聞こえる。

声に耳を傾けなさい。

その音色こそ、失われた言葉(失われた聖なる名)

のエッセンス、「INRI」である。

(訳注:ユダヤ密教カッバラーの教えでは、

神の名前は言葉することを禁じられてきた。

そのため現代では聖なる名前はアツィルト界において、

崇めることができる。

キリストが教えた「主の祈り」の最初の一行、

「御名が崇められますように」には、

この深い教えが隠されている。

ヘブライ文字では原則として母音を表記しない。

そのため子音を組み合わせて、聖名を表現してきた。

さらに、それさえも畏れ多いことから、

聖なる四文字、つまりテトラグラマトン

(TETRAGRAMMATON)と呼ばれるようになった。)

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次に自分の脳に集中する。

意識を集中させ、響いて音(声)くるのか耳を傾けなさい。

そのようにして、

寺院の白い柱である、メンタル体に意識を集中しなさい。

(訳注:何が聞こえたかは秘密にすべきである。

ただあなたのグル(指導者)にのみ話しなさい。

これはババジの教えた高度なクリヤである。

現在では未だ知られていない技法である)

瞑想を深め、自分の意志体を意識できるようにする。

コーザル(意志体 因果体)でさえも、

自分を表現するための乗り物であること理解する。

次のように言いなさい。「この意志体は、私ではない。」

そして、それを脱ぎ捨ててしまいなさい。

あなたは肉体を脱ぎ捨て、エーテル体、アストラル体

そしてメンタル体の四つの罪深い、

(カルマに満ちた)脱ぎ捨てた後、

聖名に導かれ寺院に参入した。そしてコーザル体も脱ぎ捨てた。

さらに深く内省して、ブッディ(意識体)に集中しよう。

意識体と自我をアイデンティファイ(自己認識)したあと、

自己表現の乗り物の一つに過ぎないことを理解したまえ。

それを手放し、次のように言いなさい。

「この意識体は、私ではない。」

 

 

そして自分自身に「私は誰なのか?」と問い掛けるのである。

そうすると優しく穏やかな声が返ってくるだろう。

「あなたは、私である。インティモである。」

「クリストの写し絵である。あなたと私は、ひとつである。」

その声が聞こえたなら、

この瞬間に、自分と「彼」を一体化させる。

「彼」は自分であると感じなさい。

そして、

「私は、彼である。私は、彼である。」と自分自身に言うのだ。

この意識に到達した時、

心の中で次のマントラを唱える。

「PANDER」

このように唱える。

PAAAANNNNDEEEERRRR

パーンデールルルルル(Rは巻き舌で唱える)

このマントラは内的クリスト(キリスト意識 アートマン)と、

一体化するための助けとなるだろう。

 

 

このエクササイズを熱心に行いなさい。

このワークは日々の内省を通して意識に作用するだろう。

ある日、眠っているにも関わらず意識が目覚める。

(自分が肉体の外にいて、アストラル界にいることを知る)

アストラル体で行動することは、肉体でいるように自然であり、

生き生きとした明確な体験である。

(それゆえ多くの人が夢を理解できず、

死後も自分が死んだことに気がつかない。訳注)

あなたが誠実さと、人類への献身の愛の思いを持つなら、

宇宙の源である中心寺院に参入し、

法悦(サマディ)に浸ることが許されるだろう。

例えるなら、そこは微小な空間である。

「絶対」「全能者」そう呼ばれる神聖な存在を、

そこで黙想することができる。

内的なセンター(チャクラ)を目覚めさせるために、

徹底的にこのプラクティスを実践しなさい。

「マヤの神秘」より

楽しいヨーガライフの提案をしていきます