人の脳細胞には「微かな音」が常に鳴り響いている。
その音は笛のような高い音色であり、
「コオロギの鳴き声」「ガラガラヘビの音」によく似ている。
この脳内に響く音こそ、
10のメジャーノート(主調)がある。
(10の主調:生命の樹の10のセフィローと関係している。)
これは魔術師(真のヨギ、カバリスト)が聴くべき音であり、
その方法を学ばなければならない。
蜜蜂の羽音のような、ブーンと鳴り響く音を聴き、
マインドを同調させよう。
(チャクラの音や光について:
アストラル界の光や音を正確に伝えることは困難です。
異世界はさらに精密で繊細なエネルギーで構成されています。
また、それらの音には個性があります。
そのため師や著書に様々な表現や指導法があります。
キーノート(主音)を参照してください。訳注)
この「アナハタの音」を聴くためには、
マインドを「空」にしなければならない。
マインドを黙らせるのではなく、マインドを静寂にするのだ。
もう一度言うが、マインドの静寂が求められる。
この神秘的な音色を聴くためには、
マインドに沈黙を強制するのではなく、
マインドみずからが静まりかえるのである。
もう一度言うが、
マインドみずからが静まり、その中で耳を傾けなさい。
みずから静まったマインドと、
静まるように強制されたマインドの状態は全く別だ。
マインドに静寂を無理強いしても、なんの利益ももたらさない。
なんども言うが、
みずから静まったマインドと、
力ずくで強制されて黙らされたマインドは全く別である。
このことを理解しなさい。
マインドがおのずと静まり、深い寂滅の状態になる。
その時学徒は耳を傾けて、
「コオロギの鳴き声」「甲高くよく通る微音」を聴きなさい。
この音に同調し、
あなたの霊体が「神秘の音色」に浸透するならば、
その時、密儀なる異世界の扉が開かれる。
その時、学徒は本能的に(霊体で)ベッドから起き上がり、
そのまま部屋を飛び出して、白ロッジの神聖な寺院へと向かう。
あなたはこの方法で、宇宙のいかなる場所にも旅ができるのだ。
キーノート(主音)
あらゆる生物の脳内には、
通常では聞こえない音が鳴り響いている。
その音をキーノート(主音)と私たちは呼ぶ。
この音は常に鳴り響いている。
人類は7つの光線に従って進化している。
このキーノートは各自が属している光線の主音である。
この音は小脳と呼ばれる細胞から鳴り響く。
ある光線の属性では、エジプトの笛やフルートの音を聴き、
ある光線の属性では東洋の銅鑼(どら)の音が鳴り響く。
月の光線の属性である海鳴りの音を聴くものもいる。
夜のしじまの中で、心を穏やかにして集中してご覧なさい。
自分のキーノートを聴くことができるはずだ。
この音は意志の力で振動を大きくすることができる。
意志の力で音を大きくさせ、身体中に響き渡らせなさい。
全身が痺れる感覚が出てきたなら、立ち上がると良い。
その時すでに肉体から離脱をしている。
そのまま星幽体を身に纏ったままノーシス教会に向かいなさい。
そこには白ロッジ(白色同胞会 ホワイトブラザーフッド)の、
偉大なるマスターたちがあなたを喜んで迎えてくれる。