明らかにされたクリヤヨガ

伝統的なヨーガの情報とクリヤヨガの技法をお伝えします

伝統的なヨーガの教えとクリヤヨガ の技法をお伝えします

3. リラックスの実践


2018年5月からブログリニューアル


毎日記事更新中


 

 

リラックスとはヨーガの重要な修行である。

現代人は、テレビ、お酒、タバコ、映画などに心を奪われ、

感覚を外側に向けている。

この感覚の流れを内側に向けることが、

プラティヤハーラであり、ヤマ・二ヤマの実践により、

アハンカーラ(心の鞘 エゴ)を破壊することが目的である。

エゴという自我がある限り、青銅でできた目隠しをして、

太陽を見ようとするように、

読者は決して太陽神、ブラフマンを知覚できないであろう。

この青銅、エゴを溶解できるのはクンダリーニだけである。

そのためには、我々は感覚をしなやかにして手懐け、

内側に向ける必要がある。

 

 

f:id:erohimaya:20210713205455j:plain


12まで数える

楽な姿勢をとる。

椅子に座るか、仰向けになって寝そべるとよい。

五芒星のポーズをとるのもお勧めだ。

手足を伸ばして大地に仰向けになる。

目を閉じてリラックスして視線は空に向ける。

どの姿勢でも姿勢を整えたら、呼吸に意識を集中させる。

そして自分の体全体を感じる。

息を吸い、止め、吐き出す。一定のリズムで繰り返し行う。

息を吸い込む間に1から12までを数える。

次に息を止め、同じように1から12まで数える。

息を吐くときも同様に、1から12まで数える。

そうすると肉体はあらゆる緊張から解き放たれて、

ますますリラックスしていくだろう。

自分の肉体が完全にリラックスするまで、

必要なだけ何度もこのエクササイズを行う。

f:id:erohimaya:20210713205517p:plain

 

 

小人のエクササイズ

左右の足部に集中する。

足の繊細なエーテルの体から、

小人たちが登場することを想像しよう。

次にふくらはぎに集中して、悪戯好きな小人たちが、

そこで遊んでいることを思い浮かべると良い。

やがて小人たちは行儀良く一人ずつ膝へと移動する。

小人たちが出ていくにしたがって、

足部、ふくらはぎ、膝の筋肉は順番にしなやかになり、

柔らかくなりリラックスしていく。

小人たちが、にこやかに行進していくことを、

想像しながら同様のエクササイズを引き続き行う。

彼らは生殖器、腹部、心臓、のど、

顔の筋肉、頭へと楽しそうに行進をしていく。

こうして、

体の各部分から小人たちが出ていくことを思い浮かべる。

可愛い小人たちが各部分から移動するにつれて、

筋肉リラックスしていき、

最後には体と存在全体がリラックスする。

『ノーシス入門』より

 

 

黄色を使ったエクササイズ

楽な姿勢をとる。

椅子に座っても、胡座(あぐら)をかいても良い。

手の力を抜いて太ももの上に置く。

顎の力を抜き、上下の歯の噛み合わせを外す。

顔の筋肉を緩めよう(軽く微笑んでから力を抜いても良い)。

眉間の緊張を取り、目の焦点をぼんやりとさせてから、

瞳を閉じよう、そして両目をリラックスさせる。

明るい黄色をありありと心に描き、

瞳を閉じたまま、両手から黄色の光が出ていることを想像する。

その手で黄色の光を染み込ませるようにイメージして、

身体をマッサージしていこう。

足部から始めよう。

右足先から始め、皮膚、筋肉、骨の髄まで、

手から放射する黄色の光に染まるようにイメージして、

優しくマッサージを行う。

左足も同様に行う。

続けて右のふくらはぎ、膝、太ももと行う。

同様に左側でも行う。

次に腰回りをマッサージする。

 

 

楽しいヨーガライフの提案をしていきます