1956年
一部 祈りとは答えです
ああ人類よ！聖なるクリスマスイブ（前夜）に、
幼な子イエスの傍で、
東方の賢者とともにひざまずき祈りましょう。
人類のもとに主イエスがやって来たことは、
大いなるメッセージなのです。
何故、こんなにもすぐに、忘れてしまったのですか？
あなたの呼吸は、祈りのために主によって与えられたものです。
ですからひざまずいて祈るのです。
しかし立ち上がったら終わるような祈りではいけません。
祈りは生涯を通して行うものだからです。
あなたの人生そのものを一つの長い祈りのようにすべきです。
祈りで解決できない問題はありません。
祈りによって静まらない苦痛はありません。
祈りによって克服できない困難はありません。
祈りによって打ち勝てない悪はありません。
祈りとは神との交（親交）わりです。
祈りとは神の力が人の血管に流れ入る奇跡です。
ですから、さあ、ひざまずき祈るのです。
朝日に挨拶し、感謝の祈りで夕日に別れを告げてください。
まず新しい1日を迎え、
1日の終わりに主の恵みを受けるのです。
そのようにして、あなたの人生は祝福され、
そのようにして、
あなたから祝福が周りへと放たれて行くようになります。
戦争と不安の嵐があなたの周りに湧き上がる時、
ひざまずいて祈ってください。
もっとも偉大な自由の創造者である、
エイブラハム・リンカーンの言葉を思い起こしてください。
「私は他のどこにも行かないという、圧倒的な信念を持ち、
幾度も、ひざまずいて祈りました。
私自身の知恵、そして私の全てをもってしても、
日々の勤めには不十分だったからです」
政治家や社会の指導者の知恵が失敗する時、
ひざまずいて祈りなさい。
合わせた祈りの手は、
国家の統治者や戦いの勝者よりも強いのです。
人類の歴史上かってない危機の時に、
平和への道を敷けるのは祈りだけです。
それ以外のものは、何の役にも立ちません。
あなたの胸の中で、
情欲と怒り、虚栄心と悪意の嵐が猛威をふるう時、
ひざまずいて祈ってください。
なぜなら、主である彼のみが、
自然（エレメント）を支配しているからです。
あなたの祈りはあなたの力です。
あなたは神の恵みによって満たされ、
神の恩寵によって守られ、
神の慈悲の盾によって守られ、
神の意志により激励されて正義の道を歩みます。
ですから、ひざまずいて祈りなさい。
この世の富や素敵な歓びのためではなく、
神の御恵みを求めて、
「私の主よ、あなたの御心が行われますように！
その他は何も要りません」と、祈るのです。
あなたは何が良いのか分からず、
問題の解決をお願いをしたり、
破滅的な状況について祈っているのかも知れませんね。
そうではなく、神の恩寵を求め祈るのです。
神の義がすべての人の魂に天下るように祈るのです。
彼の光がすべての指導者のハートと、
人類の平和への道を照らすように祈るのです。
救い主が「欺く者たち」から世界を救うことを求め、
ひざまずき祈るのです。
この聖なるクリスマスによって、そして世々に至るまで、
主イエスの祝福が、皆様と共にありますように。
世界中に平和と善意がありますように！
イエスに幸あれ！アーメン
