明らかにされたクリヤヨガ

伝統的なヨーガの情報とクリヤヨガの技法をお伝えします

伝統的なヨーガの教えとクリヤヨガ の技法をお伝えします

3. リラックスの実践

 

 

リラックスとはヨーガの重要な修行である。

現代人は、テレビ、お酒、タバコ、映画などに心を奪われ、

感覚を外側に向けている。

この感覚の流れを内側に向けることが、

プラティヤハーラであり、ヤマ・二ヤマの実践により、

アハンカーラ(心の鞘 エゴ)を破壊することが目的である。

エゴという自我がある限り、青銅でできた目隠しをして、

太陽を見ようとするように、

読者は決して太陽神、ブラフマンを知覚できないであろう。

この青銅、エゴを溶解できるのはクンダリーニだけである。

そのためには、我々は感覚をしなやかにして手懐け、

内側に向ける必要がある。

 

 

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12まで数える

楽な姿勢をとる。

椅子に座るか、仰向けになって寝そべるとよい。

五芒星のポーズをとるのもお勧めだ。

手足を伸ばして大地に仰向けになる。

目を閉じてリラックスして視線は空に向ける。

どの姿勢でも姿勢を整えたら、呼吸に意識を集中させる。

そして自分の体全体を感じる。

息を吸い、止め、吐き出す。一定のリズムで繰り返し行う。

息を吸い込む間に1から12までを数える。

次に息を止め、同じように1から12まで数える。

息を吐くときも同様に、1から12まで数える。

そうすると肉体はあらゆる緊張から解き放たれて、

ますますリラックスしていくだろう。

自分の肉体が完全にリラックスするまで、

必要なだけ何度もこのエクササイズを行う。

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小人のエクササイズ

左右の足部に集中する。

足の繊細なエーテルの体から、

小人たちが登場することを想像しよう。

次にふくらはぎに集中して、悪戯好きな小人たちが、

そこで遊んでいることを思い浮かべると良い。

やがて小人たちは行儀良く一人ずつ膝へと移動する。

小人たちが出ていくにしたがって、

足部、ふくらはぎ、膝の筋肉は順番にしなやかになり、

柔らかくなりリラックスしていく。

小人たちが、にこやかに行進していくことを、

想像しながら同様のエクササイズを引き続き行う。

彼らは生殖器、腹部、心臓、のど、

顔の筋肉、頭へと楽しそうに行進をしていく。

こうして、

体の各部分から小人たちが出ていくことを思い浮かべる。

可愛い小人たちが各部分から移動するにつれて、

筋肉リラックスしていき、

最後には体と存在全体がリラックスする。

『ノーシス入門』より

 

 

黄色を使ったエクササイズ

楽な姿勢をとる。

椅子に座っても、胡座(あぐら)をかいても良い。

手の力を抜いて太ももの上に置く。

顎の力を抜き、上下の歯の噛み合わせを外す。

顔の筋肉を緩めよう(軽く微笑んでから力を抜いても良い)。

眉間の緊張を取り、目の焦点をぼんやりとさせてから、

瞳を閉じよう、そして両目をリラックスさせる。

明るい黄色をありありと心に描き、

瞳を閉じたまま、両手から黄色の光が出ていることを想像する。

その手で黄色の光を染み込ませるようにイメージして、

身体をマッサージしていこう。

足部から始めよう。

右足先から始め、皮膚、筋肉、骨の髄まで、

手から放射する黄色の光に染まるようにイメージして、

優しくマッサージを行う。

左足も同様に行う。

続けて右のふくらはぎ、膝、太ももと行う。

同様に左側でも行う。

次に腰回りをマッサージする。

 

 

光り輝くペンタグラムのマントラ

2光り輝くペンタグラムのマントラ

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ユニバーサル(宇宙)言語とはみなぎる生命そのものであり、

ペンタグラム(五芒星)こそ、そのシンボルである。

秘密とされて来たマントラを発声することにより、

光輝くペンタグラムを即座に形つくれる。

クリシュナのお膝元での教え、すなわち、

「ゴパラタパニウパニシャッドGopalatapani Upanishad」

という聖典には、

アストラル界に畏るべき輝く五芒星を形作る、

力強いマントラが記載されている。

この星を前に、いかなる悪魔も恐れおののき逃げ出すだろう。

 

 

 

 

このマントラは五つの部分から構成されている。

Klim,Krishnaya ,Govindaya, Gopijana ,

Vallabaya Swaha

クリム、クリシュナヤ、ゴヴィンダーヤ、

ゴピージャナ、バラバーヤ スァーハー

このマントラを唱えると、

焔(ほのお)で輝く五芒星が即座に形作られ、

あなたを霊的な問題から守ってくれるだろう。

 

『完全なる結婚」より

 

 

天使サマエルとコンタクトする

1.天使サマエルとコンタクトする

 

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ロウソク、燃えている石炭、あるいは火の前で、

次のマントラをしばらくの間唱える。

EEEENNNNNRRRREEEEE

エーンルルルルレー(Rは巻き舌で)

その後で、SSSSSSSSSSをより長く続する。

スー(上下の歯を噛み合わせて息を吐き発音する)

そうすると、あなたの忠実な僕の援助が得られるだろう。

『マヤの神秘』より

 

 

近日出版の本より 抜粋

GNOSISノーシス

ラクティスガイド

サマエル・アウン・ベオール著

中野 憲司編集

 

 

 

 

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  序文

本書は、近代的ノーシスの創始者である、

サマエル・アウン・ベオール氏の数多くの著作、

及び講演録の中からプラクティス関連の部分を抽出して、

実践ガイド用に編集したものである。

近代的ノーシスとは、ドイツ聖堂騎士団(以下OTOと略す)

のノーシス派より独立した団体である。

ドイツ軍医であったアーノルド・クルム・ヘラー博士により、

メキシコに設立されたOTOはやがて姿を消すが、

サマエル氏によりノーシス運動が形成され、

1980年代を中心に南米を中心に世界へ広がった。

サマエル氏の死後、

氏の教えは形を変え今尚多くの人に影響を与えている。

残念ながら、数多くの秘教団体の轍を踏み、

現在では曲解され歪められて伝えられていることも多い。

日本でも学研の月刊誌「ムー」を通じて、

OTOやノーシスの本質ではなく、ごく一部の情報が伝えられ、

ノーシスおよび関連団体に大きな誤解を生むことになった。

我々の使命は本来の教えを中心に人類の真の進化と覚醒のため、

正しい情報を伝えることである。

 

 

このOTOおよびノーシス運動の根幹となる教えは、

失われた古代の教えの復活である。

これらの教えの起源は、はるか遠い創世記であり、

それは現在の人類が想像するよりもはるか昔である。

アトランティス文明が滅んだ一万二千年以降、

叡智、すなわちノーシスは、

世界中に宗教の衣を借りて長らえてきた。

インドの叡智である「ヴェーダ」はその断片であり、

この教えの中には大聖ババジが伝えたとされる「クリヤヨーガ」

も含まれる。

残念ながら、パラマハンサ・ヨガナンダ大師が伝えた、

「クリヤヨーガ」の教えは、ババジの教えの一部であり、

その理由は、人類が教えを受ける準備がなかったためである。

今や地球規模の大異変と人類存亡の危機が迫っているが、

愚かな私たちはこの事実に向き合えないでいる。

高次元から人類を見守り指導している、白色同胞団は、

このことを憂慮して我々に秘教を公開させたのである。

物事には順番があり、すべての教えを一度に公開することは、

大変危険であり、読者には忍耐と努力が求められる。

 

 

根気強くノーシスを研究して実践する読者には、

測りし得ない恩恵が与えられるだろう。

実際、我々の文明は初めてのものでも最後のものでもない。

現在の人類と文明は遠くない未来に滅びるが、

この叡智、ノーシスは受け継がれるだろう。

次世代の人類はさらに進化してより完全なノーシスを理解する。

その文明はさらに進化して、

現在我々が天使と呼ぶ段階に到達する。

アトランティスの時代、

人類は月だけではなく太陽系全てを探訪して、

現在高次元に住む各惑星の人類と交流していた。

人類がカルマの鎖に繋がれた時、カリユガの闇の中に入った。

疑いようもなく人類の意識は深く眠り、

どこから生まれ、何のために生まれ、

死後どこに行くのかさえ、わからないまま人生を終える。

迫る天体的な大破滅を観測するため、

遠くは銀河のはるか遠くからも、

地球外生命体が頻繁に調査に来ている。

 

 

ノーシスの教えとは、

1.性エネルギーの変換

2.エゴの撲滅

3.黄金の体の生成である。

「性エネルギーの変換」とは完全なクリヤ・ヨーガである。

「エゴの撲滅」とは意識の目覚めであり、

これなくして1.3.は不可能である。

「黄金の体の生成」とは7つの体を結晶化させることであり、

それは各体のクンダリーニの完全な覚醒が必要である。

クンダリーニとは火であり中世の真の錬金術師が教えたように、

聖なる竃(かまど)の中で卑金属を純化させ、

不純物であるエゴを取り除くことで黄金の子が誕生する。

7つチャクラはクンダリーニ、聖なる蛇の結節であり、

これらの結節が、

「怒り」「貪欲」「情欲」などの欲望で塞がれている。

十戒、ヨーガのヤマ・ニヤマ(禁戒・訓戒)、仏教の五戒は、

7つのチャクラの目覚め、クンダリーニの覚醒と、

深く通じており、自己を深く理解することこそ、

真のクリヤ・ヨーガに通じる道である。

 

 

本書は南米で出版された「Unvailed Practices』を、

読者の便宜を考慮して、一部改編している。

本書は新しい試みである。

ノーシスの教えをすべて理解することは困難ではあるが、

本書で紹介したプラクティスを実践するのであれば、

読者の見識は大きく広がるであろう。

日々のプラクティスの座右の書として、

本書が活用されることを願ってやまない。

2021年7月

新連載 ロゴス・マントラ・テウルギア

ロゴス・マントラム・テウルギア

ノーシスの秘儀

マリア・ステファノ著

中野 憲司 編集

 

 

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    第1章 ロゴス

ロゴスとは

「初めに、言葉があった。

言葉は神とともにあった。

言葉は神であった。」

ヨハネ福音書は、この言葉から始まる。

ヨハネという名前は、

イヨーハーネスという母音から形成される。

つまり、MIYOHANESUという名前は、

MIOAESUという名前から、

AEIOUMSという母音が抽出できる。

このことからヨハネ福音書には言葉、

言霊、神の言葉、

ロゴス・マントラムの秘密が秘められていることは、

誠の神秘学者であれば誰もが知っていることである。

言葉はロゴスであり、

それはカッバラーでは、

アイン・アインソフ・アインソフアウル、

この三つの原理から派生する神聖な光線である。

この三つの原理から七つの階層が生まれ、

世界は誕生した。

七つの階層とは、創世記の七日である。

 

 

言葉とは聖霊であり、その力は性的な力である。

なに一つとして性の力なくして誕生できない。

アメーバーのような単細胞の分裂生殖も、

この第一ロゴスであるアインから生み出された、

第三ロゴスである精霊の力なしには生まれなかった。

アミノ酸からDNAを作ろうとも、

いかなる科学者も命の息吹を吹き込むことはできなかった。

これからも、死すべき運命の人類は成功できないだろう。

 

遥かなる昔の科学と人類の起源

人類の想像し得ない、遥かな昔に人類は誕生した。

疑いようもなく、人類を誕生させたのは、ロゴスたちであり、

それはサバオットと、カッバラーと創世記では呼ばれる。

人類創世の初期の時代に、人類は神々のごとく美しく、

完全であり、万能であった。

残念ながら、自我意識が存在せず、自分の無限の幸福も知らず。

「自分が幸福である」そのように認識できないのは、

幸福とは言えない。そのため、神々の中の多くが人類を娶り、

その結果、人類には自我意識が芽生え、

神々と地球人との間の子(あいのこ)が誕生した。

これが、今の人類の起源である。

 

 

        悲しき蟻たち

メキシコのある地方の郊外で、講演会が終わり、

私は木陰で瞑想をしていた。

そばでは蟻たちの大群が隊列を組んで、

規則正しく、整然と歩んでいた。

深く、深く、私は静寂の中に沈み、

聖なる聖霊に話しかけた。

パーンディールー、PAAAAANNNNNDIIIIIIRRRRRR

マントラを繰り返し唱えながら心臓に集中した。

このマントラは古代から伝わるマントラである。

私の心と意識は静まり、肉体感覚を失い、

聖なる父の世界へと浸透していった。

 

 

突然、長く白い髭を生やした老人が、

目の前に現れたが、その体は真っ白な鳩だった。

「お前は、なにを知りたいか?」

突然の出現と問いかけに驚きながらも、

「聖なる父、聖霊、第三ロゴスよ、

私はこの哀れな蟻たちの起源を知りたい。」

慌てて私は答えた。

聖霊は厳かな表情のまま、

「では、この者に聞け。」と答えると、

閃光が走り姿を消し、

代わりに一位(一人)の女神の様な淑女が現れた。

 

白い日本の着物のような袖のある、

古風な出で立ち。

「私を呼びましたか?」

そのように問いかけてくるその貴婦人は、

先ほどの聖霊と違い、微笑みながらも悲しい目をしていた。

「私は、この蟻たちが、なぜかくも整然と社会を築き、

統率されて勤勉に働くのか知りたいのです。」

そうすると貴婦人は、先ほどよりもさらに微笑みながらも、

目には憂いの光を輝かせ、東洋人のように深くお辞儀すると、

「かくも貴重なご縁をいただき、まことに嬉しゅうございます。」

「この者たちの起源をつまびらかにお教えしましょう。」

そのようにして、

不思議な語り部は、奇しき物語を話し始めたのである。

 

 

楽しいヨーガライフの提案をしていきます