明らかにされたクリヤヨガ

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スワミジの言葉 イエスの生涯 新連載 10


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お前は接吻で人の子を裏切るのか?

 

主は捕らえられる

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それから彼らはゲッテマネと呼ばれる場所に来ました。

主イエスは、しばらくの間、ご自身を隠し、

聖なる父に祈ることを望まれました。

死が近づいたことを知り、彼はこのように祈りました。

「父よ、わたしが飲まないかぎり

この杯が過ぎ去らないのでしたら、

あなたの御心が行われますように。」

しかし主に付き添ってきた三人の弟子は、

この人里離れた場所で、寝ずの番に耐えきれず眠りに落ちます。

そこで主は彼らに言いました。

「霊は燃えていても、肉は弱いのだ」

運命の夜に、

このように三度、主は祈りを天の父に捧げました。

 

 

「父よ、できることなら、

この杯をわたしから過ぎ去らせてください。

しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のままに

それから、弟子たちのところへ戻って御覧になると、

彼らは眠っていたので、ペトロに言われた。

「あなたがたはこのように、

わずか一時もわたしと共に目を覚ましていられなかったのか。

誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい。

心は燃えても、肉体は弱い。」

更に、二度目に向こうへ行って祈られた。

「父よ、わたしが飲まないかぎり

この杯が過ぎ去らないのでしたら、

あなたの御心が行われますように。」

再び戻って御覧になると、

弟子たちは眠っていた。ひどく眠かったのである。

そこで、彼らを離れ、また向こうへ行って、

三度目も同じ言葉で祈られた。

それから、弟子たちのところに戻って来て言われた。

「あなたがたはまだ眠っている。休んでいる。

時が近づいた。人の子は罪人たちの手に引き渡される。

立て、行こう。見よ、わたしを裏切る者が来た。」

マタイ福音書26章36~46

 

 

主は出かけようと弟子たち声をかけます。

しかし、その直後、様々な武器で武装した、

司祭長に率いられた無数の人々に囲まれました。

イスカリオテのユダは司祭長に、接吻で挨拶することで、

誰が主イエスであるかを教えることを約束していました。

そこでユダはまっすぐに主のもとに行くと、

まるで親愛なる信者のように主に接吻して挨拶しました。

これは主を逮捕するための合図でした。

 

 

弟子の一人が、主を守りたい一心で、

剣を引く抜くと、司祭の耳を叩き切りました。

この出来事が、主イエスの心に刻むべき言葉を引き出しました。

「あなたの剣をもとの所におさめなさい。

剣をとる者はみな、剣で滅びる」

(マタイ福音書26章51-54)

これは、すべての国の支配者が覚えておくべき最高の格言です。

主はこのような危機的状況でも、

聖なる父に奇跡的な助けを求めようとしませんでした。

ただ天の父の、御心が果たされることを望んでいたのです。

来るべき全ての時代の、犠牲と愛の最も神聖な象徴として、

十字架に架けられることを望んだのです。

 

 

 

 

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