明らかにされたクリヤヨガ

伝統的なヨーガの情報とクリヤヨガの技法をお伝えします

伝統的なヨーガの教えとクリヤヨガ の技法をお伝えします

11.錬金術一性エネルギー昇華

エジプト式プラーナヤーマ

プラーナは命、光、歓喜という宇宙的エネルギーだ。

クリヤヨガにおけるプラーナヤーマでは、

生殖センターの太陽原子と月原子を結合させ、

 

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クンダリニーを覚醒させることにある。

実践の準備

1.帰依者は東を向いて椅子に座る。

2.クンタリニーの目覚めを願い、

聖なる母に一心に祈りを捧げる。

3.垂直に垂らした一本の糸のように、

脚、首、頭をまっ直ぐにする。

身体を前後左右に曲げない。両手は脚の上に置く。

4.愛と崇拝の念をもち聖なる母に心を向ける。

5.世俗の物事に注意を逸らされないように目を閉じる。

 

 

図を参照してください。

 

 

 

実践方法:

1.右手の親指で右の鼻孔を閉じて、

心の中でマントラ「トン(TON)」を唱える。

TOOONNNN トーンー

同時に左の鼻孔からごくゆっくりと息を吸い込む。

(女性の場合は反対になる。

人指し指で左鼻孔を閉じて「トン」を唱えることから始める)

2.人指し指で左の鼻孔を閉じ、

両方の鼻を閉じて息を保持する。

クンダリニーを目覚めさせるために、

尾骨に位置するムーラーダーラ・チャクラにプラーナを送り、

心の中でマントラ「サー(SA)」を発音する。

SAAAA サー

このチャクラは新約聖書ではエペソの教会と呼ばれている。

ヨハネの黙示録を参照)

3.心の中でマントラ「ハム(HAM)」を発音しながら、

人指し指で左の鼻孔を閉じたまま、

親指を外し右の鼻孔からゆっくりと息を吐く。

HAAAMMM ハームー

プラーナをピンガラーナディに上昇させて、

松果体を通して心臓まで下降させる。

 

 

4.人指し指で左の鼻孔を閉じたまま、

息を吐いた同じ右の鼻孔からゆっくりと息を吸う。

同時に心の中でマントラ「トン(TON)」を発音する。

TOOONNNN トーンー

プラーナを吸い込むことをイメージする。

左右の鼻孔を人指し指と親指で閉じて息を保持し、

マントラ「ラー(RA)」をメンタリーに発音する。

RRRAAAA ラー

クンダリニーを目覚めさせるために、

ムーラダーラ・チャクラにプラーナを送る。

5.心の中でマントラ「ハム(HAM)」を発音しながら、

ごくゆっくりと左の鼻孔から息を吐く。

HAAAMMM ハームー

ここまでを1サイクルとする。

これが完全なプラーナヤーマである。

夜明けと日暮れに6サイクルのプラーナヤーマを行うと良い。

 

 

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最後の祈り:

両手のひらを床に置き、両手の親指と親指を付ける。

床にひざまずき、額を手の甲の上に置く。

心から崇拝の念を持ち東に向かって聖なる母に祈る。

これが古代エジプトの祈りの姿勢だ。

創造的なエジプトの力強いマントラを発音する。

「ラー(RA)」のマントラは、

二つの文字の音を伸ばして次のように発音する。

RRRRRRRAAAAAAAAA

ルルルラー

(7回連続して発音する)

「RA」はクンダリニーとチャクラを振動させて目覚めさせる。

このプラーナヤーマのマントラは、

「TON-SA-HAM, TO-RA-HAM」

プラーナヤーマによってクンダリニーが覚醒し、

内なる知の闇の領域と、無気力は消え失せる。

また怠惰と愚鈍さは一掃される。

イエローブック』より

 

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ヒーナスとは

10. ヒーナスとは

意識ある夢遊病

ヒーナス(JINAS)について秘密を明かす時が来た。

ヒーナスとは肉体のまま高次元の世界に浸透できる技術である。

意識的に異次元の世界を調査することができる。

ヒーナスの高等技術をマスターするためには、

弛むことなくプラクティスを実践すること、

さらに白ロッジのマスターの援助が必要になる。

ヒーナスの状態になるための最も重要な条件は、

この特別なプラクティスを実践するだけではなく、

揺るぐことのない信仰心である。

信仰心と眠りを賢く結びつけることが必要だ。

多くの人がヒーナスの状態を見たいと希望する。

しかしヒーナスを公開することは完全に禁じられている。

志願者は自分自身でそれを体験しなければならない。

ヒーナスの科学は、

岩のような堅固な信仰心を持つ人々のためのものだ。

疑いに満ちた人、マインドの理論の中で、

アンチテーゼの闘いの中で揺れ動く人には不可能である。

 

 

実践方法:

帰依者は左の掌に頭をのせて身体の左側を下に横になる。

自分の眠りの観察者になり、眠りを見張りながら微睡む。

眠りに入る兆しである、最初の映像が見えだしたら、

微睡みの状態を保ったまま、ごくゆっくりと起き上がりなさい。

そのまま玄関に向かって歩き出し、家を離れる時、

帰依者は空中に浮かび上がるつもりで軽くジャンプする。

 

もし浮かばなかったなら、

ヒーナスの状態に入ってはいない。

ヒーナスの状態にあるとき、

帰依者はいかなる恐れも抱かず家を離れるだろう。

ヒーナスの状態では、

地球の最も遠く離れたところでさえも、一瞬のうちに到着できる。

このエクササイズの鍵は、通常の夢遊病を改良したものだ。

つまりヒーナスの状態というのは、

自発的に夢遊病を誘発したものといえる。

 

 

マスター・オグアラの招喚

ヒーナスを教えるオグアラという名前マスターがいる。

このヒーナスのマスターは、

クリストの名において呼ぶ者をすべて援助する。

実践方法:

帰依者は前述の姿勢で横になり、

次のようにヒーナスのオグアラを呼ぶとよい。

「クリストの名において、クリストの威厳によって、

クリストの力によって、われはあなたを呼ぶ、

オグアラ、オグアラ、オグアラ、

わが体をヒーナスの状態にしたまえ。」

眠りに就くまで、この祈念を何度も何度も繰り返す。

それから眠りを保持したまま起き上がり、

四次元に浸透した肉体のまま、

空中に浮かぶつもりで軽くジャンプしなさい。

 

 

テーブルのプラクティス

帰依者はテーブルの前に座る。

腕を交差させてテーブルの上に置く。

頭を腕の上に休ませる。そして微睡を起こす。

この姿勢のままで、

ラクティスの間に援助を与えてくれるように、

ヒーナスのマスターの名前を呼ぶ。

ババジとその妻マタジ、ハルポクラティス、

や聖ペテロを呼ぶと良い。

眠りに入り始めたら、微睡みを保持したまま、

自然に本能的に、何も考えないで椅子から立ち上がりなさい。

それから空中に浮かぶつもりで軽くジャンプする。

そして自分が着地した正確な場所に石で印を付けておく。

この練習を毎日飽きることなく根気強く繰り返す。

いつも地面に線を引いて印を付けておくと、

ある日ついに自分が1メートル、

2メートルとジャンプできたことに気づくだろう。

この印の飛躍は、

ヒーナスの科学における実践の進歩をはっきりと示している。

 

 

テーブルワーク

このプラクティスは高等な技術だ。

通常は肉体から霊体が離脱する。

しかし、この技術は霊体が離脱した後に、

肉体を呼んでアストラル体に浸透する技である。

帰依者は遠く離れた土地で肉体を呼ぶ。

そうすると肉体は意識的に四次元に浸透して、

帰依者の元に飛んでくる。

肉体はその方法を学ばなければならない。

(肉体にも意識があるからだ)

霊は感情を支配し命令しなければならないので、

これを修得するのは容易なことではない。

肉体は千枚の花弁を持つチャクラ(サハスララ・チャクラ)

を通って霊の中に入らなければならない。

アストラル界では物事が異なり、

アストラル体に入らなければならないのは肉体である。

「イエロー・ブック」より

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ブラフマチャリヤの翻訳を再開しています

ブラフマチャリヤについて

 

多くの人はこのテーマについて馴染みがないでしょう

そして興味を持たない人の方が多いでしょう。

しかしこのテーマは非常に重要です。

 

多くの人がクンダリニーについて学びたいと思います。

 

そしてそのような人の多くはサダナ(霊性修行)について

興味を持つこともありません。

 

ヤマ・二ヤマについて興味を持つこともありません。

 

しかし、

 

アヒンサーこそ重要であり、

ブラフマチャリヤは同じように重要です。

もし力や知識だけを求めるならば、

それは穴の空いたバケツにガソリンを入れるようなものです。

 

多くの人が知識でいっぱいの頭になります。

 

そして

ほとんど実践しません。

仮にクンダリニーが目覚めても

心が穴だらけで そしてコントロールできないなら

その人は精神に異常をきたして 精神病院に行くだけです。

 

しかし 正しく成長した心は 人生に幸福をもたらします。

 

そのような心によって自然にクンダリニーは目覚めます。

 

クンダリニーヨガや クリヤヨガと呼ばれているものは

心の浄化のために行うものです。

 

多くの人が勘違いして 知識とパワーだけを求めます。

 

正しい知識と経験がなければ

ヨーガの修行は 心を深い闇に落とすだけです。

 

ぜひ グルデブシヴァーナンダのお話を聞いてください。

 

 

 

 

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心の純粋さを測るもの

 

若い情熱的な男性にとって、

若く美しい女性の姿を見ることは、

心を魅惑させ興奮させることでしょう。

彼女の姿が心臓を貫き、目に焼き付いて離れなくなります。

もしある人物がこのような場面でも、

いかなる動揺も無いというのなら、

それは彼がブラフマチャリヤを達成しているしるしです。

そのような人物は、

鳥や動物の交尾や、裸の女性を目にしたとしても、

いかなる動揺や興奮も感じることはありません。

ブラフマチャリ(ブラフマチャリヤの実践者)の状態は、

女性に対して湧き上がる感情からも測ることができます。

彼女の友達で居続けたいとか、

もっと彼女と冗談を言ったりして戯れたいとか、

もっと若い女性を見つめて居たいという欲求があるなら、

そこに罪深く淫らな想いがあるなら、

女性の体に触れたいと体の疼きを感じるなら、

その心の奥底には情欲がまだ潜んでいることを知るべきです。

底知れぬ性的渇望があるのです。

この情欲は破壊されなければなりません。

 

 

古狸の泥棒はまだ隠れているのです。

そのようなブラフマチャリは自分の心に注意すべきです。

彼はまだ危険地帯にいるのです。

彼は未だ純粋な状態に達していません。

女性に触れたいとか、女性とお付き合いがたいとか、

夢のなかでさえも思うことがあってはいけません。

人の純粋さは、夢の中での経験によって測ることができます。

夢の中でさえ性的な考えから完全に解放された時、

ブラフマチャリは最高の純粋さ純潔に達したと言えます。

心の状態を決定する不可欠な要素は、自己分析と内省です。

ジュニャーニは夢精することがありません。

ブラフマチャリヤを達成した彼は、悪夢を見ることはありません。

夢の内容を測ることで、

私たちの心の状態や精神の純粋性の程度を知ることができます。

あなたが不純な夢を見ることがないならば、

純粋さにおいて成長している証しです。

(ジュニャーニ:

現世において解脱に達した人物 訳注)

そのような心には、

セックス(性)そのものの概念さえも存在しません。

 

 

シュカデヴァはこの境地に達しました。

シュカは結婚をしませんでした。

彼は家を出ると世界中を裸のまま行脚しました。

息子と離れ離れになることは父であるヴィヤーサには、

とても耐えられない苦痛でした。

そのためヴィヤーサは息子を探しに出かけました。

彼が戦車のそばを通りかかったとき、

遊びに耽っていたアプサラ(天の乙女)は、

彼を見て恥ずかしさのあまり慌てて服を身につけました。

ヴィヤーサは言いました。

「ああ、実に奇妙なことだ。」

「私は年老いていて、服も着ている。

しかし私の息子シュカが裸でこの道を歩いた時、

あなたは騒ぎもせず、身動き一つしなかった。」

アプサラは答えました。

「尊敬すべき賢者よ、

汝の息子には男の性も女の性も存在しません。

しかし汝にはまだ性の意識がありますから。」と。

(シュカ:ヴィヤーサの息子:バガヴァータ・プラーナによると

アプサラが美しいオウムの形で彼の前を飛び、

ヴィヤーサを射精させて、そこからシュカが生まれたという)

 

 

情欲の根絶は簡単な仕事ではありません。

この恐ろしい敵は、狐が茂みの中に身を隠しているように、

深層心理から心の隅っこまで、

ハートのあらゆるところに身を潜めていますから。

この欲望を注意深く探し出さなければならないからです。

自身の心を油断なく見張っている場合にだけ、

その存在を看破できます。

徹底的な自己診察が求められます。

あらゆる側面(心の)から総攻撃をして初めて、

強力な敵を克服できます。

強力な感覚は、すべての側面から、内外から、

上から、下から攻撃した場合にのみ制御できます。

感覚というものは乱気流のようなものです。

断食、節制、ジャパ(神の名を唱える)

瞑想、ヴィチャーラ(真我探求)、禁欲、

思考制御、薫習の破壊などの、

さまざまな方法で心を制御する必要があります。

(薫習:ヴァサナス

人の現在の行動に影響を与える行動傾向またはカルマの痕跡。

不二一元論の専門用語 訳注)

 

 

数年の間独居を守り、

少しの静寂や純粋さを経験したというだけで、

欲望を取り除くことに成功したという、

愚かな勘違いから身を守らなければなりません。

食事を少し節制して、少しジャパをして、少し瞑想して、

もうそれで十分、他にすることはない、

それによって性欲を完全に根絶できる。

こんなサダナ(霊性修行)は妄想でしかありませんし、

このような生活を送ってはいけません。

誘惑やマーラはいつあなたを打ち負かすかわかりません。

(マーラ:釈迦が悟りを開く禅定に入った時に、

瞑想を妨げるために現れたとされる悪魔。 訳注)

絶え間ない(心の)不寝番と、厳格なサダナは、

修行者にとって非常に重要なのです。

限定された努力だけで、

ブラフマチャリヤを達成することはできません。

 

 

強力な敵を殺すためにマシンガンが必要なように、

この強力な敵である欲望を全滅させるためには、

絶え間なく、精力的に、力強いサダナが求められます。

禁欲をしたという小さな達成に思い上がるべきではありません。

もし試練に会えば、あっけなく失敗してしまうでしょう。

自分の欠点を常に意識すべきです。

弛むことなく自分の欠点を取り除く努力をしなさい。

最高の努力が求められます。

そのようにしてこそ、

このブラフマチャリヤで意気揚々と成功できるのです。

マスター・キィー(大いなる秘密)

 

ある日ある時、私サマエル・アウン・ヴェオールは、

エイドロン(アストラル体)すなわち魔術的分身で、

肉体を離れ遠く場所へ旅立った。

それはアッバス(大修道院長)を捜し面会するためだった。

ヨーロッパ諸国飛び回ったが会えずに途方にくれた。

突然、奇妙なテレパシーで返事を受け取り、

とある大邸宅へと導かれた。大修道院長はまさにそこにいた。

しかし、何と不思議なこと!

一体これはどういうわけだ?

アッバス・エリファスが幼子になり、揺りかごの中で寝ている。

私は現実を受け止められず呆然とした。

尊敬の念を持ち静かに彼に近づいた。

「マスター、私は課題を学び終えました

それはこの世で嫌悪されている最も恐ろしいものでした。

今、私はあなたとの約束を果たしていただきたいと思います。

マスター・キィーをくださいますか?」そのように話しかけた。

しかし、茫然としている私に対し、

幼子は沈黙したままだった。私は失望してしまった。

その沈黙こそ「叡智の言葉」であると、

その時の私は理解できなかった。

 

 

気を取り直し私は幼子を抱きあげ必死になって懇願した。

だが全ての努力が無駄になったと感じた。

幼子はスフィンクスのように沈黙するのみだった。

いったいどれほどの時間が経ったのか・・・・

アイオーン(永遠)の世界には時間は存在しない。

過去と未来が永遠の今の中で一つになっている。

結局、幼子を揺り籠に戻すと、

騙された気分で、悲しみくれながら古びた厳かな大邸宅を去った。

幾日、幾月、幾年経っても疑念に満ちていた。

アッバスが約束どおりマスター・キーを授けなかったからだ。

しかし、ある日突然にイルミネイト(光明)を得て理解した。

その時、偉大なカビールイエス・キリストの言葉を思い出した。

 

しかし、イエスは言われた。

「子供たちを来させなさい。

わたしのところに来るのを妨げてはならない。

天の国はこのような者たちのものである。」

マタイによる福音書 19:14 新共同訳

 

 

「やっとわかったぞ」

思わず言葉がもれた。

マインドとハートが子供のような純粋性を取り戻すこと、

これこそ絶対必要条件であり、急を要することなのだ。

 

エスは言われた。

「はっきり言っておく。

心を入れ替えて子供のようにならなければ、

決して天の国に入ることはできない。

マタイによる福音書 18:3 新共同訳

 

開始点への回帰、つまり逆行は、

何よりも「自我に死ぬ」がなければ不可能である。

不幸なことに人類のエッセンス、魂、意識は、

自我から構成されている無知な霊的集合体に包まれている。

(無知な霊的集合体:アハンカーラと呼ばれる)

そのために意識は身動きが取れない。

(常に矛盾した行動思うように生きられない原因はここにある)

闇の邪悪な集合体を根絶することによってのみ、

再び魂を原初の無垢な状態に目覚めさせることができる。

 

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エロファス・レヴィ 

魔術師でありアイオーン界で

アッバスとなり人類を導いていると言われる。

 

 

潜在意識のあらゆる成分を宇宙の塵と化すことができたなら、

エッセンス、魂、意識は解放される。

そうして初めて失われた子供時代を再び取り戻すことができる。

詩人というものは時に真実を明確に表す。

ノヴァーリスは言っている。

「意識とは、

完全になろうと変革し、道の途上にある人の本質である。

それはアダムカドモン(原初に存在した天上の人)

と同じ本質なのだ。」と

 

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(Novalis:ドイツ初期ロマン 派の代表的詩人・小説家)

 

 

「意識が目覚める」と、

あらゆる煩わしい問題は速やかに消滅する。

 

これは疑うことのできない事実だ。

私が人間霊の全ての霊的段階を完全に理解した時、

高次元の世界におられるアッバスは、

マスター・キィーの第二の秘密を私に授けてくれた。

その秘密について解説しよう。

 

 

マスター・キィーの第二の秘密

意識的に確実にエイドロン(アストラル体)で、

肉体から離脱するためのマントラについて解説しよう。

ノーシス(グノーシス、叡智)を学ぶ者にとって、

これら論理的な魔法の音を学び実習することは大変役に立つ。

 

1.蜂の羽音のような(ブーン)という音を、

長く、微かに振動させる。

 

2.母暗E(エ)のマントラを二調(D調)で長くのばす。

 

3.R(巻き舌)の発声は、口調(B調)で響かせる。

小さな子供の甲高い声、コーヒミル、

モーターのけたたましい音のように、

それを真似て行うが極めてデリケートに微かに発音する。

RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR

4.Sの音を優しく穏やかに響かせて大変デリケートに発音する。

SSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSS

(ガラガラヘビのような音、歯の隙間から声帯を使わずに)

 

 

解説:

1.はまことに効果のあるバイブレーションである。

幽体離脱を体験者の多くはこの音を離脱する際に聞いている。

最近のOBE(体外離脱)研究者は、

この音を誘発させる機械も開発している。)

 

4.のS音は、まさにそのまま発声する。

上下の歯を噛み合わせて、歯の隙間から息を吐く。

 

アサーナ(姿勢):ノーシスの学徒は、

死者のポーズをとって仰向けに横たわる。

両足のかかとを付けて扇のように開く。

腕は体の両脇に置き、全身を十分にリラックスさせる。

「黄金華の神秘」より

 

 

星幽体離脱のための準備

アストラル体の神秘の名は「ザフナテ・パネア」という。

この名は二つの言葉から成っている。

最初のザフナテは下位アストラル体に対応するマントラだ。

次の言葉のパネアは、

父の子であるコスミック・クレストスのことだ。

このコスミック・クレストス(宇宙キリスト)が、

パーソナル(人格)とビーイングとを融合する。

ビーイング:霊的太陽である父、内なる至高の存在)

弟子たちは幽体離脱の能力を獲得すべきだ。

聖なるマントラEGIPTを毎日一時間発音すれば、

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その能力を獲得することができる。

母音E(エ)は甲状腺を振動させ、神秘的聴力を授ける。

G(ヒ)は肝臓のチャクラを目覚めさせる.

このチャクラが十分発達すると、

望むがまま肉体を出入りすることができる。

文字Pと結合した母音I (イ)によって超視覚を開発できる。

その結果、松果腺であるブラフマの窓を通り、

アストラル体で離脱する能力を開発できる。

T(ト)は、心臓のチャクラと密接に関係する。

母暗O(オ)を叩きつけるように発音する。

 

 

これらのチャクラが目覚めると、

肉の衣から霊は自由になり、幽体離脱する能力を獲得できる。

このマントラの正しい発音は次のとおりである。

エクササイズ

EEEEGGGGIIIIIPPPPTOOOO

エーヒープートー

 

すでに教えた星幽体離脱のキー(鍵)、テクニックを用いても、

いまだに成功できない人はその能力を持っていないからだ。

その場合、毎日一時間マントラ「エヒプト」を発音して、

幽体離脱の能力を手に入れるとよい。

このマントラを唱えれば、

アストラル体離脱に関係するチャクラを完全に開いてくれる。

それによって意のままに肉体を出入りする能力を獲得できる。

「七つの言葉」より

 

 

星幽体離脱のための、その他のマントラ 3

マントラFE UIN DAG

FE UIN DAGはアストラル体すべてのチャクラを目覚めさせる。

FEEEE UUUUIIIIINNNN

DAAAAG

フェーウーイーンー

ダーグー

(最後のGは喉音で声帯を使わず発音する。

ドイツ語のGの発音に近い。

鼻にかかった鼻濁音ではなく、喉でしっかり破裂させる。)

 

「実践魔術マニュアル」より

 

 

マントラKAM

西洋医学の基礎をつくったパラケルススは、

自然界の精霊の力と科学の融合を説いた。

彼によると、

精妙な精霊の力を用いることにより、

人は鷲のような生物と共に空を飛べるという。

また水の上を歩くことも、

地球上の遥遠くの土地さえも瞬く間に到着できるとも。

 

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パラケルスス

本名はテオフラストゥス・(フォン)・ホーエンハイム

1493年〜1541年

スイス出身の医師、化学者、錬金術師、神秘思想家。

 

 

自然界の精霊の中には、

幽体離脱を助けてくれるものがいる。

その精霊が宿る花は様々な名で呼ばれている。

棘のある林檎、天使のコルネット、夜の花など。

この精霊は援助を願えば星幽体離脱を助けてくれる。

学徒の自宅や庭にこの植物があるのが好ましい。

エクササイズ 

その植物の精霊の愛を獲得する。

就寝前にその植物に集中する。

マントラKAMを何度も発音しながら眠りに入る。

 

KAAAAMMMM

カームー

 

その精霊はあなたのアストラル体を連れ出し、

世界中のどんな遠い所でも、

無限の宇宙のかなたでも連れて行ってくれるだろう。

信念と愛をもってお願いするならば、

精霊の援助を確実に受けることができる。

「完全なる結婚」より

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天使のコルネット:不詳

おそらくキダチチョウセンアサガオまたはダチュラと思われる。

この花は全草に毒性がある。

傷のある手で直接触れるのは避けること。

ガーデニング作業の際は手袋をはめると安心です。

 

 

 

星幽体離脱のための、その他のマントラ 2

マントラ「EPHRAIM」

マントラEPHRAIM(エプハライム)には、

宇宙的キリストの力と、全てのチャクラを目覚めさせる力がある。

このマントラは次のように発音する。

EEEEPPPPHHHH.......

RRRRAAAA......

IIIIIIIMMMMM

エープッハー

ルルルルアー

イームー

(Rは巻き舌でモーター音のように奏でる)

この力強いエジプシャン・マントラによって、

すべてのアストラルの神的能力は活性化される。

(日常的にこのマントラを発声して練習すると良い)

母音「H(ハー)」は深いため息のように発音する。

この母音Hに力を与える「P(プ)」は、

ロウソクの炎を吹き消すときのように発する。

(すなわちプッハーと発音する)

 

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宣教師が世界中に福音を伝えるために、

ある時メキシコに到着し、土着の宗教を軽蔑し排斥していた。

カトリックの神父が、一人のアステカの魔術師に質問した。

「あなた方は、神を何と呼ぶのですか?」

するとその魔術師は深い溜息をついて答えた。

その溜息は、母音H(ハー)であった。

その溜息の中に、神聖なるHが表現されていた。

(そんなことも知らずにインデオを不遜と思った、

その神父は魔術師を殺したという)

また、ある時、

アステカの魔術師たちの儀式に数人の司祭が参加した。

魔術師たちはメスカリを口にして祈祷していた。

司祭たちは長々と福音について、

天使たちについて説教を行った。

そして興味本位から、魔術師たちのメスカリを口にした。

その途端、司祭たちは目の前に大天使たちが現れ、

彼らに話しかけるのを聞いた。

驚き慌てる司祭たちを魔術師たちは笑った。

「あんたたちが言っていた天使にわしらは毎日会ってる」と。

 

 

(メスカリ:メスカリンはフェネチルアミン系の幻覚剤。

魔術師たちが使用していたのは、儀式用の植物であり、

現在の麻薬とは異なる。

名称はメスカレロ・アパッチが儀式に由来する。

1971年の向精神薬に関する条約によって国際的に規制され、

日本では法律上の麻薬に指定されている。

白ロッジはいかなる麻薬も使用を禁じている。

この記述はいかなる幻覚誘発剤も推奨するものはない。

歴史的事実を述べているだけである。 訳注)

 

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マヤ・アステカの先住民の文明の崩落後、

誤った形で儀式が伝えられ、生贄の心臓を摘出していた。

本来は「複数の(心理的)我」の首を切り、

性エネルギーを脳に昇華して心臓に至らせる意味を、

理解できなかったため起きた悲劇である。

 

 

現代の文法学者たちが認めなくてもHは母音である。

「ハー」は生命の気息、火の呼吸である。

PH(プッハー)のように文字Pと組み合わせると、

唇の振動を利用してアストラル体に、

生命の息吹を反響させる効果をもたらす。

火の気息をすべてのチャクラにもたらし目覚めさせる。

それゆえに、

このマントラには偉大なパワーが秘められている。

母音E(エ)は、甲状腺チャクラとマインドを開発する。

マントラRA(ラー)も、

アストラル体のすべてのチャクラを活動させる。

母音I(イー)は頭部のチャクラを目覚めさせる。

IM(イームー)のように母音(秘教的母音)Mと、

組み合わせると偉大なる力を生じる。

IM(イームー)で生じたパワーが、

チャクラを通して拡大して、同時にチャクラを活性化する。

そしてチャクラを輝かせるのだ。

この母音Mは口を閉じて口腔内で反響させる。

母音Mには驚嘆すべき力が秘められている。

「七つの言葉」より

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