この５つのビンドゥーについて
それぞれ集中してその特性について学ぶことは
大変重要なエクササイズです。
それぞれのビンドゥーについて考察しておきましょう。
1.ビンドゥーヴィサルガ
これはちょうどツムジにあたる部分です。
敬虔なヒンドゥー教徒が髪を切り残す場所でもあります。
クタスタ（アストラル（星幽）の星）キリスト意識）
が明瞭に確実に見えるようになるまでは
このビンドゥーに集中すると良いでしょう。
ヨギがエネルギーを上昇させるサハスララチャクラを象徴するクセトラムです。
イスラム帽をかぶった様子を思い浮かべてください。
ブレグマが頂点で、
ビンドゥーヴィサルガとブルマディヤがちょうど
帽子のへりにあたると想像してください。
サハスララチャクラはちょうどイスラム帽をかぶったように
広範囲に頭部の大部分を占めています。
伝統的に千枚の花弁で描かれているように、
中心から放射状にエネルギーが放射されています。
「チャクラにおけるOM・Japa ファースト・クリヤ・イニシェーションへの準備」
http://sivashankara.seesaa.net/article/455309631.html
で述べたように、
チャクラの内在化の中で、
ビンドゥーヴィサルガを頂点としてエネルギーを周回させることにより、
より一層サハスララチャクラを認識することができるでしょう。
2. ブレグマ
クリヤヨガの技法を教えるスクールでは、
このビンドゥーへエネルギーを上昇させるのは少数派のようです。
ヨギラジの高度なクリヤの技法ではここへ意識集中するようですが、
大変なパワフルなため弊害が多いとも聞きます。
集中してこのビンドゥーへエネルギーを上昇させた場合
頭痛やめまいを起こすこともあると聞きます。
チベット仏教の技法でも十分な準備なしに行って病気になったという記述があります。
初心者はビンドゥーヴィサルガやメドゥラに集中した方が安全でしょう。
3. ブルマディヤ
スクールによってはビンドゥーの説明ではブルマディヤのみを
解説するところもあるようです。
「眉間には天国への門があります。この脳の中枢は、意志の座です。
（霊眼の座でクタスタまたは キリスト意識の中枢）
この点に深く意識を集中して 静かに願い事を念じれば、何でも叶えられます。」
と解説しています。
4. メドゥラ
サハスララチャクラの下にアジュナチャクラが存在します。
このアジュナチャクラでイダーとピンガラ、スシュムナーは交わります。
しかしながら図を見てわかるように、
本来のアジュナチャクラの位置は眉間の奥に存在します。
それはちょうど、
ブルマディヤとメドゥラを結んだ途上に存在します。
あなたの意識をメドゥラに沈めてブルマディヤを覗き見るようにした時、
アジュナチャクラを認識できるようになります。
そしてスシュムナーのエネルギーを感じられるでしょう。
5. クタスタのうちに輝く星
クタスタの中に意識の座である五芒星が光り輝きます。
この星は青い空間に見えます。
そして青い空間は黄金の輪で囲まれています。
ラヒリマハサヤ大師は
ビンドゥーという用語をクタスタに出現する五芒星を意味して用いていたようです。
この星についてはパラマハンサ・ヨガナンダジが「あるヨギの自叙伝」や
そのほかの著作で詳しく解説されていますのでそちらをお読みになってください。
まずは
「チャクラにおけるOM・Japa ファースト・クリヤ・イニシェーションへの準備」
http://sivashankara.seesaa.net/article/455309631.html
のところをよく読んで実践しながら、
５つビンドゥーとサハスララチャクラとアジュナチャクラとの関係
そしてイダーとピンガラーとスシュムナーの
エネルギーの流れを体感して学びを深めていってください。
OM
マリア・ステファノ
