絶え間ない瞑想という、鋭利な剣によって、
賢明にエゴイズムとの結び目を断ち切りなさい。
そうして自己(アートマン)の最高の知識を引き出し、
最高のイルミネーション(啓発)を得て、
自己実現を成し遂げるのです。
全てのカルマ(行動)の束縛はバラバラに引き裂かれます。
ですから今まで以上に瞑想に励みなさい。
瞑想こそ、
永遠の至福の王国の扉を開く、マスターキーなのです。
最初は嫌気がさし、疲れを感じるでしょう。
なぜなら、集中すべき、ラクシャ(Lakshya属性や想念)
から、心はたびたび、逃げしてしまうものですから。
しかし、何度か繰り返しているうちに、
やがて思いは定まり、集中できるようになるのです。
あなたは聖なる至福に浸るようになります。
定期的な瞑想は、直観的知識の小道を歩ませ、
心を穏やかで安定させ、法悦状態を体験させ、
ヨーガを学ぶ生徒に、崇高なプルシャとの交流をもたらします。
もし疑念があっても、
ディヤーナ・ヨーガ(瞑想のヨーガ)の道を、
着実に歩んでいくと、すべての疑念は自然と解決するでしょう。
ヨーガの階梯において、
さらに上へと上昇していく方法は、
おのずと理解できるようになります。
神秘的な内なる声があなたを導くでしょう。
アスピラント(志願者)よ、
この助言を注意深く聞くのです!
瞑想中に閃光が輝いても怖がらないように。
それは大いなる喜びという新しい体験です。
引き返さないでください。
瞑想をあきらめてはいけません。
立ち止まらないでください。
さらなる進歩を遂げる必要があります。
そのような体験は真実を垣間見ただけです。
それは最高の自己実現でもありません。
それは単なるプラットフォーム(通過点)です。
さらに高い段階へ上昇してみましょう。
無限なるブラフマンに到達するのです。
さあ、あなたが誘惑に打ち勝ち、このことを証明するのです。
そうすれば不死のネクタールをたっぷりと飲むことでしょう。
これこそ絶頂、最終段階です。
そこでは永遠の休息をとることができます。
そうなれば、もはや瞑想する必要はありません。
これが最終ゴールなのですから。
あなた自身の中に、自分でも全く思いもしなかった、
とてつもないパワーと潜在能力が眠っています。
あなたは瞑想とヨーガの実践によって、
眠っているパワーと能力を目覚めさせなければなりません。
あなたの意志を発達させ、
感覚と心をコントロールしなければなりません。
自分自身を浄化し、
規則的に瞑想を実践する必要があります。
そうすることによって、
超人、神聖な人になることができます。
シッディ(超能力)や奇跡というものはありません。
普通の人は高次元の霊的事柄をまったく知らないのです。
普通の人は無意識の中で生きています。
いわば高い超越的な知識から締め出されているのです。
それで、何か異常な出来事が起きると、それを奇跡と呼びます。
しかし、ヨーガの光によって物事を理解するヨギにとっては、
そのような奇跡というものはないのです。
未開の村人が飛行機や映画を初めて見て驚いたように、
人々も初めて超越的な出来事を体験すると驚愕します。