霊的志願者とキリスト
スワミ・クリシュナナンダ①
イエス・キリスト、世の光、最高のロゴス(神の言葉)は、
犠牲、愛、知恵、真実を実現し、
比類ない鏡、模範として人類に姿を現しました。
人としてのイエス様は、
サダカ(霊性修行者)や霊的な道への参入者にとって、
霊的な人生、内的な生命の芸術を反映しています。
キリスト、人の子は人類の生命と声を代表しており、
いわば人の要、本質的実体が姿形をとったものであり、
神の子、宇宙の君主の輝きが化身した存在なのです。
霊の結晶化であり、神秘的なキリストと呼ばれる光は、
闇から世を救うために生まれます。
この「世の闇」とは外的な現象ではないため、
「闇を取り除くこと」とは物質的な性格なものではありません。
偉大なる人々は外見では見分けがつきません。
偉大なる人物かどうかと肉体の姿形には関係がありません。
立ち振る舞い、行い、性格、言葉、思い、
あらゆる種類の意識の表現によって、
偉大な人は見分けることができるのです。
これらの特別な特性から、偉人の存在は推し量られ、
またダイレクトに認識されるのです。
霊の素晴らしい大海を理解し、
全ての人の瞳の中で瞬く光と、
全ての存在の心臓に住まう大いなる神、
彼こそ偉大なる者です。