内的な身体とは何か?
ヴェーダでは私たちの体が
微細な5つの(パンチャ)身体(コーシャ 鞘)
から成り立っていると説明しています。
さらに細かく分類して7つの身体と
説明するスクールもあります。
ここではあえて
私たちを一つのエネルギーの存在として
アプローチしたいと思います。
おそらく
私のような説明する人は他にいないと思うのですが
オープンマインドとオープンハートで読み進めてみてください。
今まで習ったことがある人も
初めて学ぶ人も
すっきりと納得できると思います。
私たちは複数のエネルギーの中にいる
5つの身体(パンチャコーシャ)とか7つの身体とか
そのような表現が誤解を招いていると思います。
ヴェーダや神秘学には様々な用語が出て来ますが
それはあくまでも自分を知り克服して行くための道具です。
様々な哲学用語を覚えても
自分な中で何が起きているかわからないのなら時間の無駄でしょう。
それはちょうど
コンピューターのプログラム言語をたくさん覚えても
ハードやソフトを作ったり変更できないのと同じです。
そして現代において
こんなにも心の問題が社会現象として噴出しているのは
心と感情、過去の記憶と今という現実、体の痛み、
自分の心が作り出した思いと感情などなど
が物事を複雑にしているからではないでしょうか?
コンピューターで言えば
バグって、フリーズしている状態です。
そこにスピリチュアルな視点で言えば
過去の行為の結果(前世も含めて)が
人生に大きく波寄せて来ます。
これらをエネルギーの観点で言えば
私たちは命令や指揮系統の混乱した
たくさんの人間(思考、感情、記憶などの無数のエネルギー)を
乗せた、故障だらけで舵の効かないオンボロ船で
人生という大海原に乗り出して沈没寸前
そんなところではないでしょうか?
調和された存在になる
Vídeo basado en la física cuántica. Las bolitas d colores se colocan juntas solas
このビデオは非常に興味深いものです。
量子力学の考えを表しています。
色付きのボールは
石英クリスタルの共鳴によって同じ色に分けられて行きます。
すべての色は異なった共鳴を持っています。
同じように
同じ周波数にあるものは
エネルギーも物も人も
共鳴によってグループ化されるようになります。
それが宇宙の仕組みなのです。
このように
私たちは様々なエネルギーから成り立って存在していますが
それぞれのエネルギーが
ヴァーティカル的にも
エネルギーの層(ディメンション)をつくっています。
今流行りのマインドフルネス(ヴィパッサナー)も
この自分の体を見つめる作業なのです。
流行りすぎて、たくさんの本がありますので
私が推薦する本を記載しておきますね。
によるアーナーパーナサティ経の解説書です。
この本アーナーパーナサティ経の解説書ですが
マインドフルネスの旗手、ジョンカバットジンの盟友である
ラリー ローゼンバーグ 先生が書かれたものでわかりやすいです。
これらヴィパッサナーの瞑想も
ヴェーダの瞑想も目的とすることは一つです。
真我であるアートマンを見ること
自分でアートマンであることを知ることです。
そうであればいいなあ とか
そうなった自分を想像する
のではなく
自分という存在が
どのような身体(コーシャ 鞘)から成り立っていて
そして
本当の私とは誰なのかを発見して
行動変容をもたらすのが
このパンチャ・コーシャの本来の教えであり
行法なのです。
多くの神秘行の追随者は肝心なこのポイントを見落としています。
このパンチャ・コーシャの中を渦巻き交差し
エネルギーの核爆発を起こしている中で
私たちに大きな混乱をもたらしているのが
アハムカーラです。
それはエゴとか我などと呼ばれます。
私は誰か?
ラマナマハリシは常にそう問いかけることを
私たちに勧めていました。
昨年のアルナーチャラです。
日本語にも只管打坐という言葉がありますよね。
しのごの言わずただ座れ
という意味です。
一日5分でも10分でも座ることをお勧めします。
そうすれば
自然と私たちの中に流れるエネルギーを発見するでしょう。
私たちの中には
思考 感情 五感からもたらされる情報
その情報によってフィードバックされた思考と感情
さらに過去の記憶とそれに対する反応
そしてカルマからくる 思いもよらない出来事
また 肉体や精妙な体からの情報、特に痛みや衝動
これらのエネルゴーが混乱をもたらしているのです。
ですから1分とじっとしていられません。
呼吸を船の錨のようにして
絶えず揺れ動く心を見つめ続けます。
そうすれば
やがて泥水か清まり澄んだ奥ぞこが見えるように
心の奥ぞこにアートマンを発見できるでしょう。
一緒に歩んできましょう。
OM
マリア・ステファノ